こんにちはJOJOです!
息子も小学6年生になり、そろそろ塾(栄光ゼミナール)以外の公開模試を受け始めました!
塾の月例テストも良いですが、母集団が多い公開模試のほうが、正確に志望校の合否判定がでますからね。
そこで、今回は、四谷大塚の合不合判定テストを初体験してきました!
その様子を詳しく見ていきたいと思います。
四谷大塚の合不合判定テストとは
首都圏の公開模試には2種類あります。
- 四谷大塚 合不合判定テスト
- 首都圏模試(しゅともし)
それぞれの模試の違いは、受験する母集団の違いです。
四谷大塚は難関校を目指す生徒向け。
首都圏模試(しゅともし)は中堅校を目指す生徒向けとなります。
首都圏模試(しゅともし)初体験の様子については、過去に記事にしています。良かったらどうぞ。
息子が通っている栄光ゼミナールでは月例テスト(アタックテスト)の偏差値が58以上の生徒は四谷大塚の公開模試を受けるように推奨しています。
ちなみに、息子は偏差値55くらいしかありませんが、志望校が麻布なので、「おこぼれ?」で四谷大塚の模試対象者に選ばれたようですw
関連記事:息子の月例テスト(アタックテスト)の成績推移
そのため、四谷大塚 合不合判定テストに初めてチャレンジすることになりました!
栄光ゼミナール以外の大手進学塾でも四谷大塚の模試は推奨されています。
四谷大塚は当然として、早稲田アカデミー、SAPIXでも生徒たちに受講を勧めているみたいですね。
なので、レベルの高い生徒たちはほぼ四谷大塚の公開模試を受けることになります。
ちなみに、日能研は自前の全国公開模試を主催しているので、あえて四谷大塚の公開模試は推奨していないようです。
実施概要
受験するために必要な事項についてかんたんに説明しますね。
料金
料金は5,184円(消費税込)となります。
ライバルの首都圏模試が4,644円(消費税込)なので、すこしお高いですね。
申込はインターネットで自分で申し込むか、塾経由で申し込むかの2通り。
進学塾に通っている場合は、塾経由での申込みにしましょう。
なぜなら、塾経由で申し込むと公開模試の結果が塾にも共有されます。
塾の先生が子供たちの模試結果を把握して、今後の指導に役立ててくれます。
科目
科目は、2教科、3教科、4教科を選択することができます。
どちらを選んでも料金は変わりません。
自分の志望校に沿った教科数を選択すれば良いと思います。
ちなみに3教科受験は灘用です。首都圏の模試なのに、神戸にある灘を目指す人も結構いるんですね。
試験時間
試験時間は午前の部と午後の部に2回に分けて行われます。
- 午前の部 8:20~11:55
- 午後の分 13:50~17:25
いずれも4教科受験の場合です。
どちらを選んでも同じ問題なので、都合の良い時間を選べば良いでしょう。
ちなみに、我が家の場合は、午前中にしました。
午前中のほうが集中力が保てますし、第一志望の学校はほとんど2/1の午前中に試験が行われますから。
会場
試験会場は合計で50弱の会場で一斉に行われるようです。
東京都内が一番会場が多いですね。
会場は、実際の私立中学と四谷大塚の校舎の2通りがあります。
僕のオススメは、私立中学での受験です。
海城、豊島岡女子、巣鴨といった、そうそうたる顔ぶれの難関校でも受験することができます。
実際の中学の教室で受験することができるため、本番の予行演習にもなります。
また、四谷大塚の模試を機会に、行ったことのない学校見学も兼ねることが可能です。
ちなみに、試験時間中は、保護者向けの説明会も校舎内で行われます。
なので、保護者も学校の中に入ることができて、雰囲気を掴むことが可能です。
我が家の場合、行ったことのない東京都市大学等々力中学を選択しました。
持ち物
試験会場に持っていくものは次の通り。
- 鉛筆・消しゴム(BかB2): シャーペンは不可です
- 腕時計: 計算機能のないもの。スマホは禁止です
- 上履き: 受験票に表示のある会場のみ。都市大等々力は不要でした
- 羽織るもの: エアコンが効きすぎている場合に備えて
受験票は郵送等では送られてきません。自分でプリンターで印刷しないといけないんです。
正直少し面倒です。そのためにわざわざパソコンとプリンターを立ち上げないといけないですから。
このあたりは改善してくれないかなあ。
あと、いがいと忘れがちなのが腕時計。
試験会場によっては、教室に時計がないところもあります。
そのため、腕時計は必ず持っていきましょう。計算機能がついているものはNGです。
我が家は模試を受けるのを機会に息子に腕時計を購入しました。
まあ、いずれ受験本番でも必要になりますからね。
中学受験にオススメの腕時計については、以下の記事にまとめました。良かったらどうぞ。
出題範囲(カリキュラム)
小6夏前の公開模試とあって、出題範囲はとても広いです。もうほぼ中学受験の範囲全てですね。
これまで学習したすべての範囲
(予習シリーズ4年(上)第1回~6年(上)第17回を中心に出題)
ちなみに、予習シリーズとは、四谷大塚が出版しているテキストのことです。
四谷大塚以外の塾(早稲田アカデミー等)でもテキストとして使われることが多い、有名な参考書です。
基本的に、予習用(自習用)に作られているので、解説がカラーで見やすく、丁寧に書かれています。
さて、出題範囲に戻ります。
四谷大塚の合不合判定テストは範囲が広いので、直前の対策はほぼ無意味。
出題範囲が固定されていて、直前対策が立てやすい首都圏模試とは逆ですね。
その意味では、どの受験生も平等な立場で受験するので、成績を正確に把握できるといえます。
ちなみに、四谷大塚は進学塾の中でも、学習スピードが早いことで有名です。
そのため、小6の夏休み前の段階ですと、四谷大塚に通っている生徒は学習済みなんだけど、他の塾に通っている生徒は習っていないこともザラにあります。
四谷大塚と同じくらいのペースで学習が進むのはSAPIXくらいなので、早稲田アカデミー、日能研、栄光ゼミナールに通っている子は夏前の公開模試でちょっと苦戦するかもしれません。
受験体験レポート!
さて、初めての四谷大塚の合不合判定テスト。
一応、麻布目指してるし、とりあえず受験してみるか!と言った感じで、かるーく受験してみましたw
当然、事前になんの対策も実施していません。出たとこ勝負です!
我が家が選んだ会場は『東京都市大学等々力中学』。
東急大井町線の等々力駅から徒歩12分の閑静な住宅街にあります。
二子玉川駅からバスも出ていて、学校のすぐそばにバス停があります。
我が家は二子玉川駅からバスで出かけました。乗車時間10分くらい。
バス停を降りると、公開模試を受験する親子連れがいっぱい。
ただ、首都圏模試に比べると受験者層が限られているせいか、少し人数は少なめでしたね~。
バス停から学校の正門までは徒歩30秒。めっちゃ近いです。
正門には、四谷大塚の看板が出ているのでソッコーわかります。
その後、学校の中に入っていきます。
東京都市大学等々力中学に来るのは始めてですが、敷地も広く、校舎の作りもゆったりとしています。いい感じ。
グラウンドも広々
その後、校舎に入ると、生徒たちは、受験会場である教室へ。
僕たち保護者は父母説明会の会場に誘導されます。
首都圏模試と同じで、子どもが受験している間、保護者は別の会場で父母説明会を受けながら待っていることが可能です。
父母説明会の会場に行くまで、学校の中を少し拝見。
教室は、机通しの感覚も広いし、窓も大きくてゆったりしています。いいですね~。
廊下も広々しています。
最上階には、食堂(カフェテリア)があって、保護者のかたはここで待つことも可能。
食堂の奥にある講堂で父母説明会が開催されました。
父母説明会の時間は約1時間。
父母説明会の内容をかんたんにまとめると、次の通りです。
- 2019年入試の最新トレンド
人工知能(AI)やITにおいて数学の素養が求められる世の中になるため、中学受験でも算数が重視。
巣鴨、攻玉社、世田谷学園で算数1科目入試が開始。 - 公開模試の活用の仕方
テスト結果を最大限に利用する(復習に活用)
正答率の高いものから優先的に復習する - 夏休み必勝法
9月以降は、過去問等の実践演習が始まるので、基礎を復習する最後のチャンス
とにかく基本を抑える。苦手・弱点分野の克服が最重要。
生活のリズムが乱れると学習効率が低下するので、早寝早起きが大事
算数の重要性が高くなっていることは、以下の記事に詳しくまとめました。良かったらどうぞ。
父母説明会は9:30頃に終わるのですが、子どもたちの試験は12:00まで続きます。
なので、僕と奥さん、次男は皆でバスで二子玉川駅に移動して、美味しい朝食を食べてきました!(受験と全然関係ないです。スイマセンw)
まったり朝食を食べた後は、息子の試験終了にあわせて再び会場へ。
校門付近で待っていると、12時ちょっと過ぎに長男が出てきました。
長男に感想を聞くと、『めちゃくちゃ難しかった。正直、自信ないな~』とのこと。
まあ、偏差値58以上の生徒が対象の模試ですから、難しいのは当たり前でしょう。初めての四谷大塚ですし。
気になる結果報告!
試験開始から4日後には、ウェブ上で試験結果を見ることができます。
早い!
今回の結果は次の通りでした!
教科 | 偏差値 |
---|---|
4教科合計 |
43.4
|
算数 |
39.7
|
国語 |
46.8
|
理科 |
49.9
|
社会 |
44.0
|
めちゃくちゃ低い。。
栄光ゼミナールのアタックテスト(月例テスト)では偏差値55前後だったので、難しい四谷大塚では偏差値50くらいかな~なんて予想していました。
実際は予想よりも偏差値10以上低かったw
いやー予想以上に難しいですね。
ちなみに、息子が目指す麻布中学の偏差値は67。
合格するためには、偏差値を24以上、上げないといけません。
これで麻布受かったらレジェンド確定ですね!(あくまで楽観的な我が家w)
ただ、さすがに、楽観的な長男もこの結果にはヘコんでいました。
最近、勉強頑張ってますし、早稲田アカデミーの麻布中オープン模試では、合格可能性30%に上がるなど、少し手応えを感じていたのですけど(ちなみに、早稲アカの合格可能性判定の最低ランクは20%未満です)。
なかなか現実は厳しいです。ハイ。
算数が苦手分野になっている
各教科の分析をすると、算数の偏差値が39.7とダントツで足を引っ張っています。
実は、小5までは長男は算数が一番得意だったんですね。
それが、小5で一度中学受験を中断してしまってからは、算数の成績がぐんぐん下がってしまってます。
参考:中学受験を辞めた時のエピソードは次の記事にまとめています。
やっぱり算数は積み重ねの教科ですので、一度勉強しない期間があるとテキメンにできなくなってしまいますね。
最近の中学入試では、算数はますます重要になってくる傾向にあるので、頑張らないと。
志望校判定
案の定、志望校判定も全て撃沈しましたw
志望校 | 合否判定 |
---|---|
麻布 |
20%未満
|
浅野 |
20%未満
|
世田谷学園 |
20%未満
|
高輪 |
20%未満
|
現実は厳しいですな~。
まあ、分かりきっていましたが、やっぱり第一志望の麻布にはまだ箸にも棒にもかからないです。
ただ、こんなことで、へこたれる息子ではありません。
彼の最大のとりえは図太さw。
父である僕が尊敬するほど、彼メンタル強いっすw
四谷大塚でこのようにコテンパンにやられていますけど、今日も元気に早稲田アカデミーの麻布中オープン模試を受けに行っています。
まだまだ、あきらめませんよ~!
四谷大塚 公開模試の復習の仕方
公開模試の結果は気になりますが、実は結果よりも復習のほうが大事なんです。
なぜならば、模試では、理解不足や苦手分野が明らかになるからです。
特に、四谷大塚の合不合判定テストでは、失点した分野ごとに、受験者層の平均正答率を簡単にチェックすることができます。
赤く塗りつぶされている単元が、今回息子が失点したところです。
例えば、算数の平均正答率50%以上の単元は15個あります。
そのうち、息子は7単元間違えているんですね。
正答率が50%以上の問題は、基本問題。
つまり、絶対に落としてはいけないポイント。
この箇所を間違えるということは、基礎が理解できていないということなんですね。
なので、復習は、『正答率50%以上だけど、得点できていない問題』を優先的にやります。
それが終わったら、正答率30%以上、50%未満の問題にチャレンジ。
正答率30%未満の問題は思い切って無視します。
なぜかと言うと、公開模試にはわざと難し過ぎる問題が組み込まれています。
これを、塾業界では『100点防止問題』と呼ばれています。
100点取ってしまったら、その子はそれ以上勉強しようとしませんからね~。
こういう問題は、やる必要はまったくありません。
実際の入試問題でも、受験者のほとんどが解けっこないレベルの難問がいくつか混じっています。
大事なのは、ほぼ全員が解けないであろう『捨て問題』を見極めるチカラ。
そして、着実に得点できる『おいしい問題』を見極めて、丁寧に解くこと。
捨て問題に気づかずに、時間を消費してしまったら、他の基本問題を解く時間がなくなっちゃいますからね。
まとめると、復習は、全部の問題をする必要はありません。
正答率が50%以上のもので、間違えてしまった問題を優先して解き直しをする。
小学6年生ともなると、普段の塾の授業や宿題をこなすだけでも、精一杯だと思います。
そんな中、公開模試の復習の時間を捻出するのは、難しいもの。
そのため、復習も最小の時間で最大限の効果がでるように工夫しないといけません。
この辺の復習のやり方は僕たち保護者が子どもに教えないと行けないのでしょうね。
復習で確実に理解するためのコツ
小6の公開模試は、基本的に今まで学習してきた全ての範囲から出題されます。
つまり、2年前に小学4年で学習してきた内容も出題されるということ。
記憶力が良い小学生といえども、2年も前に勉強した内容はすっかり忘れているものです。
なので、模試の復習をする時には、最初に立ち返って学習をする必要があります。
特に算数は、積み重ねの教科。順番に理解していかないと、先には進めないようにできています。
そのため、めんどくさがらずに小4の最初に戻って基本から勉強し直すことが、結局は成績を上げる近道なんですね。
苦手な単元は、基本テキストから復習する
理解できていない苦手な単元は、テキストを最初から読み直すことから始めるのが一番です。
めんどくさがって、いきなり問題から解こうとすると、挫折しちゃいます。
理解していない問題は絶対に解けないですし、解こうとすること自体がすごいストレスだからです。
なので、できればパパ・ママが一緒にお子さんとテキストを読み直すことから始めましょう。
そして、一歩一歩理解していくことが大事です。
特に小4で習った単元はすっぽり忘れているなんて言うことも珍しくありません。
ただ、テキストを読むだけだとどうしても理解できない部分が出てくると思います。
テキスト読むだけで理解できたら、授業はいらないですからね。。
でも、もう一度塾の授業を聞くことはできません。
我が家の場合は、分からない単元はスタディサプリを活用して復習しています。
スタディサプリはリクルートが運営するWeb学習サービスで、小4から小6の間で学習する全範囲の授業をいつでも見ることが可能です。
もちろん、中学受験にも対応しています。
価格は4教科全部含んでたったの月額980円です。
それで、リクルートが全国から集めた選りすぐりのエース講師が行う授業を見れるのですから、とっても価値があります。
我が家の場合は、息子が苦手な単元の復習は、まず最初にスタディサプリの動画を見ることから始めます。
その後で、塾のテキストを読むとすんなり理解できることが多いんですね。
復習用にスタディサプリを加入しておくと良いです。たったの月額980円ですしね。
14日間無料お試し体験はこちら>> スタディサプリ
スタディサプリの活用方法については、以下の記事で詳しく説明しています。良かったらどうぞ。
中学受験は、最後の最後までお子さんの成績は伸び続けます。
小学生に『伸びしろ』はたっぷりありますから。
あきらめずに、頑張りましょう!
そんな感じかなっ!
おわりっ。