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プレッシャーを与え続けるだけの子育ては失敗する 息子が中学受験を辞めて感じたこと

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こんにちはJOJOです!

前回の記事では中学受験を辞めたことを報告しました。

沢山の読者の方から温かいメッセージを頂きまして本当にありがとうございます!

こんなにも沢山の方が僕の拙いブログを読んでくださっていたことを改めて知りました。

これからも頑張ってブログを更新していきたいと思います。

さて、今回も引き続き、「中学受験辞めた」ネタです。

僕が今回のコトで、失敗したな~と感じていることを報告したいと思います。

小学生に自主的に目標設定を促すのは難しい

まず、僕が会社で部下や後輩を扱うようなやり方で、長男を叱咤激励していたことが挙げられます。

会社勤めをしている人なら経験があると思いますが、毎年自分で目標を立てますよね。

今年は売上前年比120%を目指すとか、新規事業を立ち上げるとか、いった目標のことです。

最近の人事労務管理の研究では、会社から目標を社員に強制しても、モチベーションも上がらないし、第一成果がでないことが実証されています。

なので、昨今ではあくまで個人に自主的に目標を設定させるやり方が一般的です。

僕も会社でのやり方をそっくりマネて、長男に対しても自分で目標設定するように働きかけていました。

そして、何度か話し合いの結果、長男も麻布中学に合格することを目標に掲げるようになりました。

ただ、今考えると、長男は親である僕や奥さんの期待に応えようと、わざと麻布中学を目標に設定したのかもしれません。

これが本当に子どもが自主的に目標設定したのならば良いのですが、やっぱり小学生には難しいですね。

そして、子どもは親の想像以上に、親のことを気遣っています。

そして、親の期待に応えようと精一杯頑張ります。

僕は長男が無理して親の期待に応えようとしていたことに気付いていませんでした。

そのため、あくまで親と子どもが一緒になって将来の目標設定を行うという態度が大切です。

僕の場合は、長男が自主的に麻布合格という目標を設定したと勘違いしていたため、以下の言動を行ってしまいました。

「自分で麻布中学合格を目指したんだから、責任持って頑張れ」

そうじゃないですよね。

麻布合格という目標はあくまで、親である僕や奥さん、そして長男(そして一応次男も)も含めた家族全員での目標であるべきです。

なので、小学生である長男を突き放した言い方をした僕は間違っていました。反省です。

成果ばかりを求めてはいけない

そして、僕は長男に成果だけが大切だと言い聞かせていました。

これは社会に出るとそうなのですが、努力とか、プロセスといったことはあまり評価されません。

僕は大家として自営業者でもあるのですが、自営業者にとっては利益が全てです。

どれだけ頑張っても利益という成果が残らなければ、まったく意味がありません。

銀行も、税務署も誰も評価してくれません(笑)。

また、会社勤めをしていても、最近の風潮では努力よりも成果が求められます。

どれだけ残業していても、成果を出していない社員は評価されません。

そのため、僕は大人社会の「成果が全て」というルールを子どもの教育にも適用してしまったのです。

長男には、どんな勉強のやり方をしても、成果(成績)が上がれば問題ない。

その代わり、成果(成績)が上がらないのであれば、親(僕のこと)としては、高い塾代を投資する意味がなくなると。

こうして、子どもの自主性に任せて、成長が促せると信じていました。

ただ、結果として、小学生に「成果」だけを求めるのは早すぎました

なぜかと言うと、小学生はどうすれば「成果」が出せるのか理解できるほど人生経験が豊かではないからです。

むしろ、適切な努力・プロセスを歩むことで、成果に結びつくという成功体験を親が主導して徹底的に教え込む時期なのです。

そのため、長男は自分なりに努力しているつもりだけど、成績につながらず、どうしてよいか分からなくなって中学受験を辞めてしまいました。

そりゃそうですよね、親である僕が成果(成績)が出ないのなら辞めたほうが良いと常日頃言っていたのですから。

僕としては、厳しい現実のルールを長男に教えるがために、良かれと思ってやっていました。

でも、小学生を大人と一緒に扱ってはいけないですよね。

大人だって、成果、成果とばかり言われていても、モチベーションが上がらないですよね。

やっぱり、成果ではなく、きっちりと努力やプロセスを観てあげることが必要です

じっと見守る時期も大切

最後に、スランプの対処の仕方です。

長男の場合は、中学受験を始めてから初めてスランプに陥りました。

塾も休まず言っているし、宿題も頑張っている。

でも、成績が上がらない。

僕は良かれと思って、長男にハッパをかけるつもりでもっと努力しないと目標である麻布合格は難しいと伝えました。

でも、これは長男本人が一番良く分かっていたのですね。

そして、自分なりにスランプの時期を悩んでいたのだと思います。

僕の反省としては、成果(成績)を出すのを急ぎ過ぎたこと。

頭のなかでは努力が成績の上昇につながるには半年から1年近くかかることは分かっていましたが、3ヶ月ほど努力しても成績が上がらないことに対して焦りを感じていました。

そのため、長男に余計なプレッシャーをかけてしまったのです。

今考えると、スランプの時期はまずは温かく見守る必要があったと思います。

そして、子どもから親にどうすれば良いかと相談があるまでは、そっとしておく必要があったのです。

僕は長男が悩んでいたことも知らずに、プレッシャーをかけ続け、その結果長男の心を折ってしまうことになりました。

長男には本当に申し訳ないと思っています。

今後の方針

とりあえず、中学受験を辞めるという長男の意思を尊重して、しばらくは長男の好きなようにさせようと思っています。

今週は、空手も行きたくないと言っているので休ませました。

今までろくに遊べなかった友達とも自由に遊んで良いと言ってあります。

きっと、長男なりに多大なストレスを感じていたのでしょう。そして、それが臨界点を超えてしまったのだと思います。

長男のストレスが抜けきれるまで、しばらくは温かく見守りたいと思います。

僕の失敗経験が、少しでも多くの中学受験を目指す親御さんの参考になれば幸いです。

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Z会について、もっと詳しく知りたい方は、次の記事もどうぞ。

通信教育を活用して、お得に中学受験を乗り切りましょう!

そんな感じかなっ!

おわりっ

POSTED COMMENT

  1. たくちえ より:

    はじめまして
    同じく栄光に通う5年女子の母です
    いつもブログを拝見しています

    お子さんが中学受験を辞めたとのタイトルを
    読んでとても驚きました
    お子さんが勇気をもって決断されたのだな
    とブログから痛いほど伝わりました

    「結果」ではなく「プロセス」を観る
    非常に耳の痛い話ですね…女子ということもあり
    女の激しい言い争いに発展してしまうので
    改めて反省したいです

    ソーヘーさんのお子さんが落ち着きましたら
    またブログでの近況を拝見したいです

    • azaburo より:

      たくちえ様

      コメントありがとうございます!
      女の子はまた違った難しさがあるのですね。勉強になります。
      ブログは引き続き継続していきますので、今後もよろしくお願い致します!

  2. 栄光小5男子の母 より:

    初めまして。ソーヘー様。いつもブログの更新を楽しみにさせていただいております。
    息子と同塾、同学年ということで、私だけでなく、息子も読ませていただいておりました。
    昨日と本日の記事を読み、同じ親としてこの結論に達するまでの、そして決断したあとも続いているであろうこころの揺れを感じずにはおれず、何とも言えない気持ちでおります。

    息子は昨日の記事までしか読んでおりませんが、「きっと今まで、すごく苦しかっただろうから、やめるって言えて良かったよね」と申しておりました。息子はずっと、お会いしたことのない(森ではすれ違っていたでしょうが)ソーへー様のご子息を、自分に置きかえて、勝手ではありますが心配していました。
    以前の「麻布でなければ意味が無い。お金の無駄だ。」という考えは、やはり小学5年生の男子には、厳しすぎるもののようでした。
    息子は「中学受験をしてみたければやってみなさい。たとえ第一志望校に入れなくても、大変な宿題や授業の一つ一つが、この先の人生の大きな力になる事は、確かな事だから」と私が言い聞かせている言葉を、心の拠り所にして日々の大変な勉強に立ち向かっているようです。
    本日の記事を拝見し、私は本当にほっとしました。ソーへー様が、この苦しい状況の中から、冷静に今までの事を振り返っていらっしゃるからです。私たち親は子育てにおいて、たくさんの間違いをします。
    でもそれが子どもへの愛情から始まっているものであり、間違いに気がついた時に立ち止まって考えることのできる親であれば、それは失敗では無く、親子で成長するチャンスに変わると思います。
    私もソーへー様のように、自分をきちんと振り返られる親であり、人間でありたいと、改めて身の引き締まる思いでおります。
    今回のこの苦しみからの、成長のチャンスを経られたソーへー様親子が、どの様なパワーアップをされるのか、かげながら応援させていただきます。長文、そして出過ぎた意見があれば、心よりお詫びもうしあげます。

    • azaburo より:

      栄光小5男子の母様
      コメントありがとうございます!
      おっしゃる通りだと思います。僕も今までのやり方は厳しすぎたと思って反省しています。
      今後は息子の意思を尊重して、温かく見守っていきたいと思います。
      今後ともよろしくお願い致します!

  3. Lily より:

    JOJO様

    いつも楽しみに拝見させていただいておりました。
    なので、「辞める」の文字を見たときはショックで動揺してしまいました。

    息子さんも自分なりに悩んで結論を出したのは立派だと思います。ソーヘーさんの客観的な分析にも感心しました。翻って、私は息子に中学受験を強いているんじゃないかと自問自答しているところです。
    私の小3の息子も栄光に通っていて、今は学習量も少ないのできついとは言いませんが、学年が上がり量が増えることに戦々恐々としています。

    ソーヘーさんの息子さんも中学受験までまだ1年ちょっとありますし、心境の変化があるかもしれないですね。子どもを黙って見守るほど難しいことはないですが、今は子どもの成長過程に寄り添ってあげたいですね。

    • azaburo より:

      Lily様
      いつもコメントありがとうございます!
      本当に子どもを黙って見守るのは難しいですよね。ついつい、口を出しちゃいます。
      しばらくは息子の好きにさせようと思っています。
      その内に、また新たな目標を見つけてくれることを期待しています。
      今後もよろしくお願い致します!

  4. とんとん より:

    まずはご家族皆さんが”いつもの姿”に戻ることを願っています。
    様々な葛藤があったことと思います。
    でも この経験は必ず活かす時が来る❗と信じています。

    先日我が息子は 塾か学校行事かの決断を迫られ、出した答えが塾。
    申し訳ない感いっぱいで担任の先生に伝えたところ、「五年生で自分のことを決められたのは素晴らしい 精一杯頑張ってきなさい」との言葉を頂きました。
    私自身とても感激したのですが、この言葉を今JOJO様のお子さんにも送りたいと思います。
    落ち着いて次の目標が見つかった時には、そこに向かって進んでくださいね。

    親としての向き合い方は本当に難しいです。
    子供にとってベストな対応と思っても、とょっとしたタイミングで良くもなったり、悪くもなったり。
    その見極めに悩む毎日です。

    最後に…奥様の気持ち、痛いほどわかります。
    それを支えていこうとするJOJO様のコメント、とても素敵に思えました。

    • azaburo より:

      とんとん様
      温かいお言葉ありがとうございます!
      本当に子供と向き合うのは難しいですね。
      ただ、この経験は親子ともに成長のきっかけになったと思います。
      今後もよろしくお願い致します!

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