こんにちはJOJOです!
中学受験を始めた僕の息子も小学6年生になりました!
もともと中学受験は、僕が麻布中学に憧れたのがキッカケで始めました。
僕自身も麻布を息子に勧めていたのですが、今では、すっかり息子のほうが麻布ラブですw
そんな息子に受験勉強の気晴らしにどこか遊びに行こうと聞いたところ、『麻布の創設者である江原素六の故郷、沼津に行ってみたい!』と回答が。
そこでGWを利用して、江原素六に会いに沼津まで行ってきました!
その様子を詳しくレポートしていきますね。
江原素六の故郷、沼津へGO!
沼津は江原素六の故郷であり、沼津市明治資料館(別名 江原素六記念館)があるのです。
麻布の学生は遠足も兼ねてこの江原素六記念館を訪れるらしいのですが、我が息子はその前に行きたいと。
てっきり海かディズニーランドにでも行きたいと言い出すかと思っていたら、まさかの『江原素六記念館』。
ここまで来ると、完全に麻布フェチですw
まあ、そんな息子の願いを叶えるために、家族そろって沼津まで行くことにしました。
新幹線で沼津へ
我が家から沼津まで行くには、車か電車で行くことになります。
息子の中学受験費用を捻出するために自家用車は売却済み(グスン)ですので、新幹線で行くことにしました。
新幹線だったら、次男(5歳)のテンションも上がりますしね♪
電車を乗り継ぎ、品川駅から沼津行きの新幹線こだま号に乗り込みました。
子供たちには、駅弁を買い与えて、ご機嫌です。
ちなみに、次男はポケモン弁当。

ピカチュウ風呂敷がついて1,500円。高い。。
お弁当は格別美味しいものではないですが、次男は大好きなピカチュウ風呂敷をゲットして大満足。
ちなみに、僕はいなり寿司をゲット。900円也。

品川駅には、いなり寿司専門店である豆狸があります。
ここのいなり寿司はめちゃくちゃ美味しいです。特にわさびいなりがグッド!
ひときわジューシーで、ほんのり甘いお揚げの中に、わさび菜を混ぜ込んだ寿司飯が包まれています。
こうして、家族4人とも駅弁を食べながら、楽しく沼津に向かいました。
沼津駅に到着!

品川から新幹線で50分。はじめて沼津に降り立ちました!
想像していたよりも、結構都会です。
駅前には大きなビルもあって、それなりに賑わっていました。
そして、今回の小旅行の一大目的地である江原素六記念館に向かいました。
江原素六記念館は駅から2.5kmくらいの場所にあります。僕たちはタクシーで向かいました。
タクシーに乗り込むと、運転手さんから『沼津港に行くの?』と聞かれたので、『いいえ、江原素六記念館にお願いします』と答えました。
この時期、観光で沼津を訪れる人のほぼ100%は沼津港に行って、美味しいお魚を食べます。
沼津港に目もくれず、江原素六記念館に向かう我が家はかなり珍しいらしく、なぜ江原素六記念館に行くのか聞かれました。
息子が江原素六が創設した麻布中学を目指しているという話をしましたが、あんまりピンときてない様子。
地元の人からすると麻布中学はあんまり有名じゃないみたいですね。
それよりも、江原素六は沼津市の発展の基礎を作った沼津の英雄。
地元では、『江原さん』と呼ばれて今でも、親しまれているようです。
そうこうしている内に、江原素六記念館に到着。タクシー料金は1,500円くらいでした。
江原素六記念館を訪問!
念願の江原素六記念館をいよいよ訪問です。

江原素六記念館はどこか、明治時代を彷彿とさせるようなレンガ造りの建物です。
想像していたよりも、ずっと立派です。
そして、建物の隣には江原素六の銅像が。

当然、息子たちは隣で記念撮影。長男は満面の笑みです。次男もなぜか嬉しそうw。

さて、記念館の中に入ります。
入館料は大人200円、小人100円。幼稚園児は無料なので、我が家は合計で500円。ヤッス!
記念館の中には、明治時代の自転車や電話といった展示物がありますが、90%は江原素六に関する展示です。
どのように江原素六が沼津の復興に貢献したかがわかりやすく説明されています。
江原素六ってこんな人!
記念館で勉強したので、ここで簡単に江原素六のことを紹介しますね。
江原素六は江戸時代末期に、江戸(東京)で生まれます。
下級武士の家柄だったため、お金がなく、苦労して学問を学んだようです。
その後、江戸幕府がなくなり、徳川家一行が静岡に移り住むのと同時に江原素六も沼津に移ります。
その後、江原素六は沼津で、沼津兵学校を創立します。
江原素六はその生涯でいくつもの学校を設立しますが、この沼津兵学校が最初です。
この沼津兵学校はフランス式の軍人を育成するための学校でしたが、そこで教えられていた科目は軍事の枠を超えたものでした。
英語・フランス語のどちらかが必修。地理、物理、化学、歴史、経済、数学、剣術、水泳と幅広い学問を学びました。
一流の軍人になるためには、軍事のこと以外に、外国語の習得や様々な教養も必要だと認識したのでしょう。
アメリカ留学を経験した江原素六らしい考えですね。
沼津兵学校はその先進的な教育で有名になり、多くの他の藩からも留学生を受け入れていました。
その後、沼津市内に数多くの小学校、中学校、高校を設立しつつ、50歳になってから東京で麻布中学・高等学校を設立します。
江原素六の面白いところは、教育以外にも、様々な分野で活躍していることです。
まず、江原素六は事業家としても有名です。
沼津で牧場を開いたり、お茶の栽培を始めて、遠くアメリカにまでお茶を輸出します。
江原自身がお金を儲けるためではなく、周りにいる生活に困った元武士達を助けようと思って、事業を始めたようです。
当時、武士達は士族になりましたが、以前のように幕府から俸禄をもらえません。
そのため、士族の中には、商売に手を出す人も多かったのですが、ほとんどが失敗しました。
まあ、商売の素人である武士が商売しても、昔からの商人達にはかないませんよね。
そのため、多くの元武士達は生活に困窮したのですが、そんな元武士達を助けようと事業を起こしたのが、江原素六でした。
彼の中には、常に人を助けたいという想いが強かったのだと想像できますね。
その他には、江原素六は政治家としても有名です。
板垣退助とともに自由民権運動に参加したり、初めての衆議院議員に当選したりします。
また、熱心なキリスト教の信者としても知られています。
キリスト教の伝道師として現在の富士市、富士宮市あたりを布教してまわった時期もあったようです。
このように、江原素六はとても、多方面で活躍した人物であることが分かります。
今でも、沼津市では英雄として尊敬されているのもわかりますね。
江原素六記念館は面白い!
記念館の中では、江原素六が行ってきた数々の偉業が分かりやすく展示されていました。
近代から現代への幕開けである明治時代を生き抜いた人々のエネルギーを感じることができました。
麻布中学だけでなく、明治時代に興味のある方にもオススメです。
東京からも小一時間で行けるので、受験勉強の気晴らしにもちょうど良いですよ。
大好きな江原素六に会えた長男はとても満足そうでした。
これを機会に、勉強のモチベーションもアップしてくれると嬉しいですが、なかなかそうはいきませんねw
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あと、とっても賢いんだけども、なぜか変(個性的)な麻布の学生達の素顔に迫る次の本もオススメです。
そんな感じかなっ!
おわりっ