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麻布中学の国語の先生が書いた本「小学生のための読解力をつける魔法の本棚」は国語が苦手な子どもを持つ親にぜひ読んで欲しい

こんにちはJOJOです! 最近息子の国語の成績がダダ下がり中です(笑)。偏差値は一時期50代後半に登ったのですが、現在54くらい。4教科平均が偏差値59なので、国語が完全に足を引っ張っています。

そんな中、息子が目指している麻布中学の現役国語教師である「中島克治」先生が書いた「小学生のための読解力をつける魔法の本棚」を読みました。国語の力の伸ばし方についてめちゃくちゃ勉強になったので紹介したいと思います。

執筆者の紹介

中島先生はご自身も麻布中学・高校を経て、東京大学文学部を卒業。

その後、東大の大学院に進んだ後に麻布中学・高校の国語教諭となっています。

現在も教壇に立っている中島先生の言葉は一言で言うと、「心の底から優しい」、「常に子どもと同じ目線で話している」という印象を受けました。

文章から、中島先生の優しさが滲み出ているんですね。

具体的な国語力の伸ばし方

この本のスゴイところは、中島先生がどうやったら普通の小学生が麻布中学に合格できるようなハイレベルな国語力を身につけることができるかを分かりやすく解説しているところです。

しかも、少学校低学年から高学年までにやるべき内容が段階的に説明してあります。

なので、中学受験を目指している少学校高学年だけでなく、低学年のお子さんをお持ちの親御さんにも読む価値ありです。

低学年時代にやるべきこと

低学年時代には、とにかくひたすら親が読み聞かせを行うことのメリットを強調されています。

まだ、十分に文字を読むことのできない子どもに代わって、親が読み聞かせをすることで、子どもは物語の内容を十分に理解できます。

その際に気をつけるべきことは、親が感情移入して読み聞かせをすることです。

麻布等の難関校になると、国語の入試問題は小説か随筆しかでません。論説文はでてきません。

その理由は、論説文は文章の中に答えが記載してあるので、論理的な思考力さえあれば満点が取れるからです。

一方で、小説や随筆は登場人物の感情の動きを理解しないといけません。小説や随筆の中には、直接主人公の心の動きを解説してありません。そのため、主人公の行動や感情の動きを読み取り、それを自分の言葉で説明する力が求められます。

これはかなり高度な読解力になります。

親が感情移入して物語を読み聞かせすることによって、子どもは登場人物の感情の動きを理解することができます。

そのため、親も単に棒読みするのではなく、しっかりと感情移入することが大事なのです。

次の段階は書き写し

自分で文章が読める段階になったら、今度は子ども自身で書き写すことを推奨しています。

書き写す内容は教科書の文章で十分なようです。

子どもは書き写すことによって、身体で理解することができます。また、言葉を書くという作業を通して、文章力を鍛えることができます。

僕自身も思うのですが、小さいうちに大切なのは多読よりも精読だと思います。

一つの質の高い文章をじっくりと味わう。

同じ本を何回も読んだって良いのです。

僕自身、気に入った本は何回も読み返しています。そして、読み返す度に新たな発見があります。

大人だって、読み返す度に発見があるくらいですから、小学生は一度読んで理解できることはほぼありません。

なので、じっくりと良質な文章に向きあう。そのツールとして、書き写しは最高の学習方法なのです。

灘中学の伝説の国語教師 橋本先生も同じことを言っている

この良質な文章に徹底的に向き合うという方法は、神戸市の進学校灘中・高校の伝説の国語教師と呼ばれた橋本武先生が行った教育方法です。

橋本先生は、たった一冊の小説「銀の匙」を3年かけて読むというユニークな国語の授業を行い、灘中学・高校を日本一の東大進学校に育て上げました。

「生涯、心の糧になるような教材を」との信念から教科書を一切使わず、手作りのプリントを用いて全ての授業を行ったそうです。

文部科学省の指導要綱に則った授業しかできない公立の学校じゃありえないですね。

こういう本質的な授業を自由に行える点が私立中学の良い点なんだと思います。

高学年時代にやるべきこと

高学年になって、読解力、文章力がある程度上達してきたら、文章の見出しをつける練習を勧めています。

見出しをつけるというのは、文章で一番大切なキーセンテンスを一言で言い表すということ。

僕も実際にブログで文章を書いていますが、結構分かりやすい見出しをつけるのって難しいんですよね。

一番良い見出しは、見出しだけを読んでも、文章の内容のほとんどが理解できる。

つまり、文章の要約なんですね。

そのためには、文章の要所を理解していないと良い見出しは書けません。

そのため、見出しを付けるという作業を通して、文章のポイントを的確に理解する訓練ができるのです。

また、中島先生は、気に入った本やテレビ番組の宣伝文章を作ることもオススメしています。

新品の本についている帯ですよね。

これを親子で一緒に楽しみながら作ることを提案しています。

これだったら、テレビを観た後に子供と一緒にできそうですよね。

僕の息子もテレビ番組のイッテQが大好きなので、毎回宣伝文章を一緒に考えてみたいと思っています。

最終仕上げ

そしていよいよ文章力がついてきたら、一冊の本の内容を400字の文章に要約することを勧めています。

本の中には、実際に小学生が書いた400字の文章例が書いてあるのですけど、結構難しい。

僕自身が書けと言われても、果たしてうまく書けるかどうか。

特に、小説の内容を要約するのは難しい。

あらすじだけでなく、主人公の感情の動きまで400字の中にまとめようとすると、本当に難しい。

その分、国語力は徹底的に鍛えることができます。

我が家での活用事例

我が家でも早速試してみることにしました!

ただ、息子は国語の偏差値が50弱で、お世辞にも国語が得意と言えないレベルなので、低学年向けのやり方から始めることにしました。

それは、自分の好きな本を毎日書き写す作業をやることです。

具体的には芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を毎日ノートに1ページ書き写します。

息子が通っている品川区の少学校では、「自学」という宿題があります。

これは、自分で勉強する内容を自由に選んで良いけど、毎日ノート1ページにその内容を記すというものです。

この自学の宿題に書き写しはぴったりなのです。

本当は一冊の本の紹介文や要約文章を書ければ一番良いのですが、なにせ息子はゲームばかりで本を読む習慣がまったくありません。なので、書き写しが精一杯です。

それでも、良質な文章にじっくりと向き合うことになるので、良いアイディアだと思います。

継続して、国語の成績が上がることを祈っています。

実際の麻布生のエピソードが満載

本の中では、実際の麻布中学・高校の生徒のエピソードが散りばめられています。

共用ロッカーに、漫画が山積みになっている麻布の教室。そして、授業中にも関わらず漫画を一心不乱に読みふけっている生徒(笑)。そこには、麻布の自由な学風が垣間見れます

一方で、5歳で既にアレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」を読破していた早熟な生徒の姿も描かれています。

僕自身は「モンテ・クリスト伯」は大学時代になってようやく読みました(笑)。やっぱり麻布に通う生徒は一味違いますね。

そんな麻布の生徒達の姿がいきいきと描かれています。

麻布ファンにとっても面白い本の内容になっています。

国語力とは、コミュニケーション力のこと

僕がこの本の中で一番激しく同意したのは、国語力は人間が生きていく中で一番大切な力であるコミュニケーション力を育成することにつながる点

小説や随筆の登場人物の心情を深く理解できる読解力を身につけるということは、他人の心を読み取る力を身につけるということ。

他人がどう考えているのかを読み取れれば、コミュニケーションの達人になれます。

そして、コミュニケーション力は子どもが社会に出て一番求められるチカラ

皆さんの中にも人の採用面接をしたことのある方もいると思いますが、企業での採用の決めてになるのは、コミュニケーション能力を持っているかどうかですよね。

仕事って結局はチームプレイ。一人で成し遂げられる仕事なんて大したことありません。

これは、会社勤めしている人だけじゃなくて、自営業の人にだって当てはまります。

全部一人でできる仕事なんてないんじゃないのかな。

他人を協力するためには、コミュニケーション能力は必須。

そして、現代はコミュ障という言葉があるほど、コミュニケーションが苦手な人が多い。

逆に言うと、コミュニケーションさえ得意になれば、人生で優位に立てる。

国語力を身につけることで、子どもが将来コミュニケーションの達人になれるのはとても良いことですよね。

中学受験以上の価値があると僕は思います。

まとめ

このように、この本は小学生の国語力の伸ばし方の具体的な勉強方法が書いてあるだけでなく、国語力とは何か、そして何のために国語力を鍛えるのかという本質的な内容が書かれています

お子さんが国語が苦手で困っている方だけでなく、小学生の子どもを持っている全ての方に読む価値のある本だと思います。

ちなみに、さすが現役の国語の先生が書いた本だけあってとても読みやすいです。

僕は1時間で読み切ってしまいました。

仕事や育児で忙しい人も片手間にサクッと読めてしまうので、オススメですよ。

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