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勉強しない子どもに読ませたい! 斎藤孝「家族はチームだ もっと会話をしろ!」レビュー

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こんにちはJOJOです!

我が家には小学5年生の長男がいるのですが、中学受験を辞めてからは家でゲームばかりしています

学校の宿題もロクにやろうとしません

かと言って、あんまり子どもに闇雲に「勉強しろ、勉強しろ」と怒りたくないんですよね

だって、自分だって親からうるさく言われたら嫌ですもん

では、どうやったら、子どもが自主的に勉強するようになるか?

そのヒントが書かれている本を読んだので、ご紹介しますね

子どもだって家族に貢献しないといけない

この本「家族はチームだ! もっと会話しろ (齋藤孝のガツンと一発文庫)」は、教育学者の齋藤孝さんが子ども向けに書いたもの

子ども目線で書いてあるので、とても文章は分かりやすい

もちろん、親である大人が読んでも面白い

というより、感動します

著名人の親子の逸話がふんだんに盛り込んであって、僕も奥さんも読み終わった後は涙が止まりませんでした(笑)

そんな親子で楽しめる内容なんですが、まずこの本の良いところは、家族はチーム戦だってことを説明していること

もっと言うと、子どもだって、家族の一員としてチームに貢献しないといけない

昔の日本はとても貧しくて、子どもが学校に行かずに親の仕事の手伝いをするなんてことが当たり前でした

子どもが貴重な労働力だったんですね

その頃は文字通り家族一丸になって働かないと食っていけませんでした

そのため、子どもだって、自分が家族に貢献しないといけない!という意識が高かったんですね

それが、現在のように豊かになってくると、パパ・ママは働きにでるけど、子どもまで働く必要はなくなる

そのため、子どもに家族に貢献するという意識がなくなったんですね

でも、斎藤先生は、それは違うという言います

確かにパパママが働いて、子どもは学校に行くだけです

だからと言って、子どもが家族に対して無責任ではいけない

親は毎日外に狩りに行っている

パパ・ママは、子どもにご飯を食べさせるために毎日外に狩りに行っています

外での狩りは過酷で、働くパパ・ママはへとへとになって家に帰ってくる

そんなヘトヘトになったパパ・ママを元気づけるのが子どもの役割だって斎藤先生は言います

パパ・ママはどんなに疲れて帰ってきても、子どもの笑顔を見れば一瞬で疲れが吹き飛ぶものです

更に子どもが楽しく学校生活を送ったり、友達を遊んだ話なんかを聞けば、パパ・ママも外で仕事をした甲斐があったなあと実感できます

そのため、子どもは親と積極的に会話すべきだといいます

確かに、多くの場合、仕事は疲れますよね

僕も毎晩残業続きの時には、心身ともにぐったりします

でも、家に帰ってきて、子どもや奥さんと他愛もない会話をするだけで、不思議と翌朝もきちんと仕事に出かける元気がでてくる

もし、子どもや奥さんがいなかったらと思うと、働くモチベーションを維持できるのか正直疑問です

そのため、子どもだって、立派に家族というチームの一員であり、貢献できるのです

そして、貢献する方法は、どんな些細なことでも良いので、学校生活や、友達と遊んだことを積極的にパパママに伝えること

そして、会話を盛り上げること

斎藤先生は、子どもは会話隊長になるべきだ!と言っています

親がお金を稼いでくれるおかげで子どもは生きていける

そして、この本では、なぜ子どもが働かなくても生きていけるかを分かりやすく説明しています

それは、もちろん親が子どものために働いて、お金を稼いでいるからなんですが、そんな大人にとって当たり前のことを分かりやすく子ども目線で説明しています

生活するためにはお金が必要

でも、誰もお金はタダでくれない

働いて、社会に貢献することによってしか、お金は手に入らない

家族というのは世の中からお金を持ってきて暮らしていく、そういうチームだと

そして、パパ・ママが外に狩りに行って獲物を取ってこなければ、家族全員が飢え死にしちゃう

斎藤先生が社会人になって、初めてお金を稼いだ経験を元に、お金を稼ぐってことの大切さを分かりやすく説明しています

そして、斎藤先生の結論は「子どもというのは、親に口答えしちゃいかん」

子どもが親に口出しできるのは、自分で食えるようになってから

親に食わせてもらっている間は、親の言うことを聞かないといけない

うーん、まさに親が子どもに言いたいことをズバリ分かりやすく説明してくれます

そして、家族が食べていくためにどれだけのお金が必要かを子どもが理解できるように、一度パパ・ママのお給料を全てテーブルに並べることを勧めています。

そして、そこから毎月必要な家賃や食費を引いていく

こうして、子どもが体感的に生活するのにとても多くのお金が必要だってことを理解できるんですね

さすがプロですね

いつかは子供たちも親になる

そして、最後に斎藤先生は、子供たちに、「君たちもいずれは親になり、家族を養わないといけない」と言います。

そう、子供たちもいつかは、自分の力で狩りをしないといけない

そして、狩りをするためには、道具だって必要だし、第一狩りの仕方を身に付けないといけない

そして、狩りの仕方を身につけるための練習が、まさに勉強するということ

子どもが勉強するのは、将来自分で狩りができて自活できるようになるため

そのため、子どもは勉強しなければいけない

このように斎藤先生は分かりやすく勉強することの意義を説明しています

この本は、おそらく小学生低学年向けに書かれた本だと思います

我が家では寝る前に奥さんが子供たちに読み聞かせています

なかなか自発的にこのような本は読みませんからね

ただ、子供たちは寝落ちすることしばしばですが(笑)

子供たちが勉強しなくて困っているパパ・ママにはオススメです。

お子さんたちと一緒に読んでみると良いと思います。

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