こんにちはJOJOです!
中学受験で志望校を決める際に、大切なのは大学への合格実績。
その中でも、東京大学への合格者数は、中学・高校の学力をはかる物差しとして分かりやすいですね。
今回は、東京大学への合格率、特に現役合格率が上位の高校を調べてみました。
東京大学への合格率
2018年卒業生の合格率を調べました。()の中は現役合格率です。
※週刊朝日 2018年 3/23号参照
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- 筑波大学附属駒場 66.0% (48.1%)
- 栄光学園 44.5% (28.9%)
- 開成 43.7% (29.1%)
- 桜蔭 32.0% (24.7%)
- 麻布 31.6% (20.1%)
- 聖光学院 31.2% (24.2%)
- 駒場東邦 20.2% (11.6%)
- 武蔵 16.1% (10.7%)
- 海城 15.0% (12.8%)
- 日比谷・都立14.8% (10.2%)
- 東京学芸大学附属 14.7% (6.6%)
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筑駒は圧倒の66%。3人に2人以上は東京大学に進学します。
まさに、東大予備校と呼ばれるだけのことはありますね。
確実にお子さまを東京大学に入れたいのであれば、筑駒は鉄板です。
2位は意外にも、神奈川の栄光学園。こちらも2人に1人は東京大学に進学します。
3位は僅差で破れた開成。
東京大学といえば、開成のイメージが強かったので、栄光が2位にくるのは意外でした。
実は、2018年の卒業生は2011年の東日本大震災の頃に中学受験していた生徒たち。
そのため、県をまたいで遠方の学校に進学するのをためらった時期なんですね。
そのせいか、栄光だけでなく、聖光学院も6位 31.2%と上位にきています。
僕のブログでも、実は読者の方の人数は東京よりも神奈川の方のほうが多いです。
なので、実は東京よりも神奈川のほうがお子さまの進学に熱心なご家庭が多いんじゃないかなと予想しています。
現役合格比率が高い学校
現役合格率でみても、上位の筑波大学附属駒場 48.1%、栄光学園 28.9%、開成 29.1%、桜蔭 24.7%の顔ぶれはほとんど変わらないですね。
一方で、麻布 20.1%と武蔵 10.7%については浪人含む合格者数の割に、現役合格率が低いです。
やっぱり自由な校風のため、在校中は比較的ゆったりしているのかもしれません。
麻布なんて高校3年生になるまで、まったく家で勉強しないという生徒も珍しくないようですし。
学生の現役志向が強くなったと言われていますが、東京大学に関していえば、まだまだ浪人して合格する人も多いんですね。
高校受験校も健闘している
東京大学への合格といえば、中高一貫校が有利なんですけど、高校受験が必要な日比谷 14.8%や東京学芸大付属 14.7%も頑張ってますね。
中高一貫校では、高校2年生までに全てのカリキュラムを終えて、最後の高校3年生は受験勉強に専念します。
なので、一年1浪人したのと同じ感じです。
一方で、日比谷や東京学芸大付属等の高校受験組は、高校3年生の夏になってやっと全てのカリキュラムが終わります。
それにも関わらず、現役合格している子たちは本当にスゴイと思います。
これを見ると、中学受験で希望の学校に入れなかったら、地元の公立中学に進学して、高校で日比谷や学芸大付属のような上位校を目指すという方法もありだなと思います。
向上心のある生徒が多い学校
別に誰もが東京大学に進学したいわけではないと思います。
ただ、東京大学に進学する卒業生が多いということは、向上心が高い生徒が多い学校ということになります。
向上心でもなければ、日本一の大学を目指そうとしませんからね。
向上心が高い生徒が多い学校に行けば、自然と周りに影響されて、自分も頑張ろうという気になるもの。
開成や麻布の卒業生を見ると、必ずしも東京大学に進学しているわけではありません。
ですが、やっぱり早慶以上の学校に進学する生徒がほとんどですね。
まあ、実際には2浪して慶応みたいな生徒も多いわけですけど。
僕が言いたいことは、頑張って成果を出している友達が多ければ、それが当たり前の環境になるので、お子さま本人の目標も自然と高くなるのです。
なので、例え高校時代遊んでばかりいて、浪人したとしても、そこそこの大学に入学する生徒が多いということなんです。
つまり、親の目から見れば、進学校に入れてしまえすれば、最終的に最低基準はクリアしてくれるという安心感はあります。
最後に、各高校別の東京大学への合格実績について詳しく知りたい方は、週刊朝日のバックナンバーを購入すると良いですよ。