こんにちはJOJOです! 昨日は土曜日で長男が楽しみにしている空手の稽古。空手を終えた後の息子の顔はとても清々しいです。見ているこちら側も気持ち良いですね。
ただ、稽古の後は疲れてしまうせいか、勉強にまで手がでません。本当は土曜日もがっつり塾の宿題をやってほしいのですが。
中学受験を目指すと言っても、小学校高学年の全てを受験勉強に費やすのはもったいないと思います。時にはスポーツにも熱中するし、友達とも楽しく遊ぶ。特に中学受験をするお子さんの場合は、小学校の友達とは小学校時代しか遊べません。めいいっぱい遊ばせてあげたいです。
そのため、短い時間でいかに効果的に勉強をするかがとても重要になります。第一、子どもの集中ちょくには限りがありますしね。
今回は、効果的な勉強方法について紹介したいと思います。
塾の復習の仕方
小学5年生ともなると平日は塾に行くだけでも子どもは精一杯になると思います。ただ、出来ることならプラスアルファの学習習慣をつけるとぐっと成績が伸びます。
その日の内に復習をするのが理想
実は人間の記憶というのは、短期間に繰り返し覚えるほうが定着すると言われています。そのため、塾で習った学習内容はできるだけその日、もしくは翌朝には復習するのが理想です。特に算数は絶対にすぐに復習したほうが良いです。
僕の長男を見ていると、算数で新しい単元を学んだ時は、すぐに復習をしないと基本的な学習内容すら忘れてしまう傾向にあります。
算数の授業の後、1週間近く放置しておくと、綺麗さっぱり忘れてしまいます。そのため、直前に宿題をこなそうとしても授業内容を忘れてしまっているので、宿題がまったく解けません。
そのため、親がつきっきりで授業内容を教える必要が出てきます。
それが、授業の後、もしくは翌日に復習をする習慣をつけると、授業内容を覚えているので、宿題が解けます。そして、宿題を解くことで知識が定着します。
平日は毎日塾があることも多く、なかなか復習まで手が回らないかもしれませんが、それでも復習はやったほうがお子さんも楽ですし、親の負担も減ります。
子どもがつまずいたポイントを明らかにする
塾での授業を振り返る習慣がついたら、次は子どもが理解できていないポイントを突き止めましょう。
算数であれば、基本的な考え方を理解していないのか、または、問題文そのものを理解できていないのか。
どの段階で理解ができていないから、問題が解けないのかを明らかにします。
この「分からないところを明らかにする」という作業は、親のサポートが必要です。
子どもに任せておくと、分からないところはそのままにして、先に進もうとします。
分からないまま、先に進んでも当然問題は解けませんから子どももストレスが貯まる。そして勉強が嫌になる。
なので、最初の段階で分からないポイントを見つけ、それを分かるまで繰り返し問題を練習するように促してあげましょう。
また、分からないポイントが明確になっていれば、塾の先生も的確に指導してくれます。
塾の先生には積極的に質問したほうが良いですが、最初から全て分からないから、教えてくださいというスタンスで質問しにいっても、授業内容を全て教えるわけにはいきません。
そのため、ポイントを明確にし、塾の先生も回答しやすいように促す必要があるのです。
また、つまずいた時には、すべての問題をムリに解こうとしないほうがよいです。その単元の基本的な考え方さえ身につけておけば良いので、基本問題を繰り返し復習します。応用問題は受験直前になってやれば間に合います。
塾の宿題の効果的なこなし方
塾での授業時間が増えるに従い、宿題の量もドンドン増えてきますね。もちろん完璧に宿題をこなすことは理想ですが、なかなかそうはいきません。
子どもの理解度合いに応じて、宿題の量を調節する
まず、自分の子どもが塾の宿題をこなし切れているかを確認します。実は、宿題を終わらせることだけに必死になると、肝心の勉強内容が頭に残らないということが往々にしてあります。
宿題をこなしているはずなのに成績が下がってきた場合には、要注意です。
その場合は、塾の先生と協力して、子どもが宿題をどのくらい理解しているかを確認しましょう。
そして、理解できていないまま、とりあえず問題を解くという状態であれば、親が宿題の量を調整してあげましょう。
「宿題を全部やること」に一生懸命になりすぎると、子どもの気持ちの負担が大きくなります。
宿題の量が多いと感じているなら、その時期の重要ポイントだけでもできていたら良しとしましょう。
我が家の場合、難しい単元はテキストの復習だけを繰り返して、応用問題や計算ドリルは敢えて「やらない」方針を取っています。応用問題を分からないまま解くよりも、テキストの基本問題を確実に理解したほうが確認テストの点数が上がります。
大事なのは宿題をこなすことではなく、子どもの理解を深めることです。宿題はあくまで子どもの理解を深めるツールでしかありません。ツールは子どもの状態に合わせて親が調整してあげれば良いのです。
解き方を覚えるだけの暗記型学習にならないようにする
宿題をこなすことが目的になってしまい、とにかく覚えるだけの暗記型学習になっていないかチェックしましょう。
難関校では、単純な知識問題は出てきません。知識を応用して、答えを導き出す能力が求められます。
そのため、丸暗記していても歯が立ちません。「どうしてその解き方で解くのか」を考える習慣を身につける必要があります。
そのため、時には子どもに応用問題に時間をかけてじっくり取り組ませてみましょう。
数は必要ありません。応用問題1,2問もやれば十分です。その代わり、いつもよりじっくりと考える時間を確保させてください。こうして、問題の解き方や考え方をていねいにマスターしていくことが大切です。
モチベーションを維持する
中学受験は長丁場です。その間には子どもの学習に対するモチベーションが下がることもあるでしょう。上手くモチベーションを維持するための工夫が大切です。
リビングで勉強する
以前、東大に合格したお子さんのほとんどが小さい頃は子ども部屋ではなく、リビングでながら勉強していたということがテレビで報道されて話題になっていました。
僕も小学生の間は、リビングでの勉強が良いと思います。
一番の理由は、「自分のがんばりをお母さん、お父さんが見てくれている」という気持ちを持つことで、モチベーションが上がるからです。
また、難しい問題にあたったら、直ぐにお母さん、お父さんに聞けるという安心感も持つことができます。
結果として、子どもは長時間の勉強をこなすことができるようになります。
クラスアップを目指す
もちろん子どもが志望校を明確に意識して、モチベーション高く学習を継続できれば、それに越したことはありません。
ただ、現時点の成績と、志望校の偏差値が大きく乖離している場合は、志望校を意識するだけではなかなかモチベーションを維持できません。目標が遠すぎると大人だってやる気が維持できませんよね。
そんな場合は、身近な目標を設定してあげましょう。
塾では能力別にクラス分けされている場合も多いと思うので、まずは一ランクのクラスアップを目指してみましょう。
そして、クラスアップした場合は子どもにご褒美をしっかりと用意してあげましょう。
目の前の具体的な目標を定め、ひとつひとつクリアしていくことによってモチベーションを維持しやすくなります。
子どもの頑張りを温かく見守る
最後に、親の意識の持ち方について紹介します。子どもが宿題をサボったまま次の授業を迎えたりすると、親としてはついつい叱りたくなりますよね。
僕も、長男がスマホゲームに夢中になって、そのせいで宿題をする時間が十分に確保できない時なんかは、ついつい怒ってしまいます。
でも、僕の経験上、叱っても、怒ってもあまり大した意味はありません。
それよりも、子どもが自主的に学習するように、温かく見守り、時には一緒に悩みを聞いてあげるほうが大事です。
まずは、子どもの言い分をしっかりと聞きましょう。宿題ができていない後ろめたさを子どもは必ず感じています。
その気持を子どもから聞き出すことができれば、子どもは自然と机に向かうようになります。
子どもだって、本当は友達と遊びたいんです。それを我慢して勉強しているのです。
僕は小学生に中学受験という過酷な勉強を強いるのは基本的には子どもにとって「大きな負担」だと思っています。
そのため、時には子どものストレスを抜いてあげてください。そして温かく見守ってあげましょう。
勉強は塾で教えてもらえますが、子どもを温かく見守ることは親にしかできません。
親にできる一番大切なことに集中するのも大事なことです。