こんにちはJOJOです! 長男は空手の大会、強化稽古、通常の塾(栄光ゼミナール)の授業、難関選抜ゼミと平日も、週末も予定がぎっしり。
長男も大変ですが、その送り迎えもしないといけない僕たち親も結構大変です(笑)。
でも、頑張っている我が子の姿を見ていると、僕たちも頑張らないといけないと逆に励まされます。
さて、そんな多忙な小学5年生の長男ですが、彼を見ていると中学受験は体力勝負なんじゃないか?と思えます。
そう、中学受験を乗り切るには”タフな体力”が必要なのです。
中学受験は3年間の長距離走
現在の平均的なな中学受験の勉強期間は4年生から6年生の3年間。
長期にわたり目標に向かって勉強をする間に、新しい知識を発見したり、成績が上がったりして子どもの成長を感じることが多いと思います。
でも、一方でスランプ時期も絶対にあります。子どもも全力で勉強しているのに成績が上がらない。。そんなスランプも乗り越えていかないといけません。
4、5年生の場合はそんなに深刻ではないのですが、6年生になると特に体力が必要だと実感することが増えてきます。
「どうして受験勉強に体力が必要なの?」と疑問に思うかもしれませんが、実は中学受験は体力が合否を左右します。
中学受験と体力の関係について今回は詳しく見ていきましょう。
大人より忙しい小学6年生
少学6年生になると、急激に子どものスケジュールが忙しくなります。
学校では、最終学年。下の子たちを引っ張っていくためのリーダー各としての役割を求められます。特に運動会や音楽会などのイベントでは、6年生は各分野のリーダーを努めます。応援団長とかは例外なく6年生ですね。
もちろん、中学受験のためにことごとく学校の行事をボイコットすることもできますが、それでは少学校生活を味気ないものにしてしまいます。第一、子どもはそこまで割り切れませんからね。なので、学校に割くエネルギーも増えていきます。
一方で、中学受験勉強はピークを迎えてきます。
平日は夜遅くまで塾に通うのに加えて、志望校別の難関選抜クラスが土日に開催されます。そして、様々な大手塾が毎月のように模試を開催します。有名どころでは、首都圏模試や四谷大塚の全国テストがありますね。
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自分の通っている塾だけでは、他の塾に通学している子たちを含めた総合的な成績が把握できないので、やはり定期的に塾外の模試を受けていく必要が出てきます。
すると、本当に遊ぶ暇もないくらい子どものスケジュールはパンパンになってきます。
スポーツの習い事をしていた子どもが最終的に成績を伸ばすという事実
中学受験では、小学6年生の夏以降に子供たちの成績順位が大きく変わります。
何故かというと、小学6年生の夏で、野球やサッカーという習い事をやっていた子供たちが習い事を引退し、本格的に受験勉強に全力を傾けてくるからです。
実際に、周りを見てもスポーツの習い事をやっていいた子たちの6年生夏以降の成績の伸び方は目覚ましいものがあります。
そんな子どもの姿をみて、親御さんの中には「スポーツで体力をつけているお子さんが成績を伸ばしているのはなぜですか?」と質問される方も多いです。
その答は、スポーツをやっている子どもは体力があるので、絶対的な勉強量を多くこなすことができるからです。
また、体力があれば、風邪もひきません。
少学校6年生にもなると、風邪を引いて一日塾や模試を受けられないだけで、大きな遅れになります。
そのため、体調管理も重要なキーになってきます。
体力がある子どもは体調を崩さないので安定して勉強を継続することができます。これが最終的には大きな勉強量を蓄積できることになります。
集中力はスポーツによって養われる
勉強の成果は次の公式で表されます。
集中力×勉強量=成果
スポーツをして体力がある子どものほうが、最終的に勉強量を多くこなせるということは先程述べましたが、実は集中力に関しても、スポーツをやっている子のほうが高い傾向にあります。
僕の長男は空手をやっていますが、空手の組手の試合を行っている時にはもの凄い集中力を発揮します。わずか2分程度の試合ですが、その2分間に全神経を集中させます。
そのため、自然と集中力が身についてきます。スポーツで身につけた集中力は、勉強にも発揮し、脇目も振らずに勉強するというスタイルを確立できます。
空手だけでなく、野球やサッカーなど他の種目でも、同様に試合の最中には大きな集中力を要求されます。そして、そこで養われた集中力は様々な分野で役に立てることができます。
勉強は集中力がとても大事です。そして、難関校に合格している子供たちに共通しているのが、ずば抜けた集中力を持っていることです。
僕が大学生の頃、建築事務所で設計のバイトをしていたことがあります。そこには多種多様な学校の大学生がいたのですが、その所長がポツリと言ったことがあります。
「京都大学など有名大学の子たちは、そうでない大学の子に比べると、仕事のクオリティが高い。それは、結局のところ集中力が高いからだ。」
僕自身も、集中力が学校の成績や仕事のパフォーマンスを左右すると感じています。
スポーツによってメンタル・タフネスも鍛えられる
そして、スポーツをやっている子ども達の最大の武器がメンタル・タフネスです。
ようは打たれ強いのです。
受験生である6年生は、日々プレッシャーの中で勉強します。
毎月のように模試の成績が公表され、偏差値に一喜一憂します。
そして、気がつけば、受験日までもう僅かの日程しか残されていません。
それなのに、成績が思うように上がらない状態に陥ることもよくあることです。
そんな時に、子供たちは今までの疲れからか”無気力症状”が出ることも少なくないのです。
勉強しても思うように成果が出ないのですから、やる気がなくなって当たり前なんですが、スポーツで何度も悔しい想いをしている子どもはこういう逆境に強いです。
スポーツでも努力の結果、成果を出してきた経験があれば、いつか必ず努力が報われるのを身体が知っています。そのため、多少のスランプくらいではめげずに勉強を継続することができます。
はっきり言って、受験直前はかなりの精神的プレッシャーが子どもにのしかかります。そこで、もう諦めてしまうのか、踏ん張って更に成績を伸ばすのかは、その子のメンタル・タフネス次第です。
体力と気力は受験を成功に導く
中学受験を終えた親御さん達から、「最後は体力勝負でした」という声を良く聞きます。
少学校の授業、塾の授業、志望校別の特訓、多くの模試。これらを全て乗り切るには、やはり体力が必要です。
体の疲れは、集中力や勉強量にも影響を与えます。
そのため、小学生の内は、出来る限り勉強だけでなく、スポーツ等の習い事にも打ち込んだほうが良いと思います。
もちろん、小学6年生の後半にもなれば、スポーツより受験勉強を優先すべきですが、それまでの間は出来る限り体力を付けることも意識したほうが良いです。
我が家の場合は、6年生になったら空手は強化選手からは外してもらいますが、週2回の稽古だけは続けようと考えています。
体力をキープするというのも目的の一つですが、それ以上に身体を動かすことは良いリフレッシュにもなるからです。
大人だって、仕事ばかりしていてはストレスが溜まってパフォーマンスが落ちていきます。そのためには上手く休息することが大切です。スポーツはうまく頭の休息になると思います。
もし、特段スポーツ等の習い事をしていない場合は、休日に親子でジョギングしたり、一緒にキャッチボールしたりして、出来る限り子どもに身体を動かす機会を与えてあげると良いと思います。
特にこれといった運動をしなくても、普段からの心がけで体力はつけることができます。
6年生にもなると机に向かう時間が長くなります。お母さんが意識して「家でできる運動メニュー」を考えてあげてもよいですね。
簡単なスクワットや腕立て伏せ、腹筋など、10分程度の運動メニューでも十分に基礎体力をつけることはできます。
お母さん、お父さんも一緒にやれば、自分自身のダイエットにもなりますし(笑)
小学6年生になると、勉強ばかりして太ってしまう子どもも多いです。適度に体を動かし、受験を元気に乗り切っていきたいですね。