こんにちはJOJOです! いよいよ長男が塾で円周率を習ってきました。この円周率3.14です。
これを当たり前じゃん!と思う方、30代以上の方でしょう!
というのは、いわゆるゆとり世代(1987年4月2日から2004年4月1日生まれの方)にとっては、小学校で習う円周率は3だったのです。
アラフォーの僕はもちろん、3.14で習いました。なんで少数第二位まであるだよと文句を言いながらも、小数点が混じり合う複雑な計算式に取り組んでいた覚えがありました。
複雑な計算式
案の定、息子も円周率の計算には苦しんでいます。円の面積は”円周率×半径×半径”で求められるので、ほぼ確実に少数第二位までの掛け算を最低2回は繰り返す必要があります。
応用問題になると、大きな円の中から、小さな円の面積を差し引く問題も出てきます。こうなると、もう何回円周率を計算するんだよ!と思うくらい、繰り返し計算の必要があります。
仕事でExcelを使っている僕たち大人からすると、なんて無駄な労力だと思うんですが、おかしいですかね?
図形の本質的な勉強に集中すべき
実は僕は円周率は3で良いと考えています。3.14なんてわざわざ複雑にする必要はまったくない。
もちろん、建築士さんや測量士さんのように少しでも正確に面積を計算する必要のある職業の方は、それこそ限界まで正しい円周率を使ってもらいたいのですが、小学生、もっというと高校生くらいまでの子供に3.14という円周率は意味があるのでしょうか?
御存知の通り、社会に出れば、コンピューターが複雑な計算は全てしてくれます。円周率なんて覚えてなくても、Excelの関数(PI関数)さえ知っていれば、らくらく15桁までの円周率を使って計算ができます。
そのため、学生のうちに複雑な計算を素早く、正確に行う能力を身につけるというのは、今の世の中それほど価値がないんですよね。
それよりも、複雑な図形問題に取り組むことで、本質的な数学的センスを身につけるほうがよっぽど大切だと思います。
そのためには、円周率は出来る限りシンプルにして、図形センスを身につけるための問題に時間をかけたほうがよっぽど有意義だと思います。
これからの教育はコンピューター(AI)との闘い
現在、自動運転が実証実験の段階に差し掛かっているように、これからはAIが実用化されます。そうなると、AIができる仕事は、どんどんとAIに取って代わられます。人間の仕事がAIに取られるのです。
そのため、人間は、AIではこなせない複雑な思考やヒラメキを起こす分野に集中すべきだと思うんです。円周率なんて、AIに任せちゃえば良い。
これからの教育は、いかにコンピューターでは真似することのできない能力を身につけさせるかが大切だと思います。