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子どもの教育に関する最新トレンドを紹介! パパ・ママ必見

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こんにちはJOJOです! 最近の子どもの教育についての面白いレポートがあったので紹介しますね。

Insight Techという会社。昔の社名は「不満買い取りセンター」。知らない人も多いと思うけど、「顧客の不満」を買い取って、それを元に顧客のニーズを把握し、分析データを企業向けに販売しているユニークなビジネスモデルを実施している面白い会社。

このInsight Techが7月31日に子どもの教育に関する調査の結果を発表しました。レポートの題名は「教育自己責任時代」。では、この興味深いレポートを紹介します。

子どもの教育に関するトレンドは3つのEと2つのM

 

レポートによると、現代の教育トレンドは、3つのEと2つのMで表現できるという。

3つのE

「Early(早期)」「English(英語)」「Encourage(ほめて伸ばす)」

つまり、生まれたばかりの子どものうちから教育熱心。教育ニーズが高いのは英語。教育の仕方は叱るのではなくて、子どもの自主性に任せた「ほめて伸ばす」型。

「Early(早期)」

子供が生まれる前から、教育は始まっていると考える親が増えているみたい。

具体的には胎教のための教材やスクールに通う母親も少なくない。

更に子どもが生まれたら、右脳トレーニングのビデオ・CDなどを聞かせる。

僕個人的には生まれたばかりの子どもにそんな認知力があるのか?と疑問に思うのだけど、世の中の親の教育熱はどんどん高まって早期化しているみたい。

ここまで極端な例は別として、子どもの教育の主戦場はどんどんと低年齢化しているのは確か。

昔は大学受験が子どもの教育の最大のヤマ場だったけど、今は対象年齢がどんどん下がって、中学受験を目指す少学校が一番のヤマ場になっている。それに比例して、大学受験専門の予備校である駿台、河合塾、代々木ゼミよりも、中学受験主体のSAPIXや四谷大塚のほうが知名度・利用者数ともに増えている。

実際に代ゼミがSAPIXを子会社化したのは記憶に新しい。

確かに教育は人生の早い内に行ったほうが、その後の人生全てに影響するから効果的。ただ、小学生はともかくとして、胎教や乳児はやり過ぎな気がする。

「English(英語)」

中学受験が始まる少学校4年生までは、親が子どもへ習わせたい習い事の上位に英語が急浮上しているとのこと。

やってよかったことでは英語が2位、英語はやればよかったことでも2位をマークしている。ちなみに1位はスポーツ。でも、そのうち英語が1位の座を獲得するのも近いと思われるほど英語への教育熱は増えている。

現在、3~5才児では5人に1人が英語を習っているよう。3~5才児なんてまだ日本語もロクに話せない年頃。子どもにとって日本語も英語も両方話さないといけないのでタイヘンだ。

レポートでは挿話形式で以下の会話を紹介している。面白いので抜粋。

先日、都内の大型ベビー・キッズ用品ストアにて。 2才の息子がプラレールのある遊び場で電車のおもちゃを走らせていた。 そこに同じ年齢くらいの男の子と、若いきれいなママ。 (このあたりに住んでいるのだろうか、若いのにセレブだな。)※ここは都内の一等地。

その男の子も電車を持って遊び始める。

「ママ~でんしゃ、えきだよ!」
「そうね、stationね」
「みて、はしわたるよ!」
「そうね、けんちゃん、bridgeね」

違和感を感じたのも一瞬、きっとこのキュートなママのような母親は少なくない。 今回の調査結果も、そう感じさせる結果となった。

この挿話は僕の実体験にも近い。近所の子供連れが多いカフェに行った時のこと、隣の幼稚園児とママが「まま、このトマート(トマトではない)とっても美味しいね」「そうね、このトマートは本当に美味しいね」と会話していた。トマトの発音は英語のものだった。

なんて嫌味な親子だろう(笑)と当時は顔をしかめたものだけど、やっぱりこんな風な親子が増えているのは事実のよう。

ただ、僕の知る限りあまり幼児期に英語を勉強しても、ある程度大きくなるまで継続的に英語の勉強(や体験)をしないと英語力は身につかない。

僕の友達にも幼稚園の頃は両親の都合でカナダに住んでいた奴がいるけど、そいつはまったく英語が話せない。彼に寄ると幼少期の記憶はあるのだが、英語の記憶はほとんどないとのこと。

僕の周りには帰国子女が多いのだけど、彼らの英語力はピンきり。ほとんどネイティブな人もいれば、僕よりも英語下手なんじゃないか?と思うほど英語ができない人もいる。

大体において幼少期から高校生時代まで過ごした人はほぼ自由自在に英語を使える。ただ、このレベルの人でも家庭では日本語で会話するので、夏休み等の長期休暇後に現地の学校に行って英語を話すのは大変だったと語っている。そのため、彼らですら英語は自由自在には使っているようみ見えるが、やはりネイティブとの差は歴然。

次に中学生くらいまで海外で暮らした帰国子女。このパターンはヒアリング能力は問題ないのだけど、スピーキングがダメな人が多い。英語耳はいったん出来上がるとなかなか劣化しないのだけど、スピーキング能力はすぐに劣化する。

次に少学校くらいまで海外で暮らした帰国子女。この当たりになるとあまり英語が得意な人は少ない。TOEICで言うと700点くらいは取れるけど、仕事で英語は使えないレベル。この層だったら、大人になってから仕事で英語を使うようになった人のほうがよっぽど英語は上手。

このように、英語の習得には膨大な時間と経験が必要になる。僕自身も今では毎日仕事を英語で行っているけど、仕事で使える英語力を身につけるのに丸3年かかった。3年間は死に物狂いでプライベート、仕事中ともに英語の勉強にとりくんだ。

そのため、幼児期に英語の勉強をさせるのは無駄な投資に終わることが多い。なぜならば英語の勉強量が絶対的に不足するから。

「いや、幼児期に英語の勉強を始めて、大人になるまで継続すれば良いじゃない」という声もあるかもしれない。でも、中学受験を行う場合、絶対に少学校4年~6年になるまでは英語の勉強をする暇などまったくないと言って良い。

この英語学習の中断があるため、僕は幼児期の英語教育効果が消えてしまうと思っている。

そのため、本当に英語を上達させたかったら、中学受験はさせずに英語の勉強に専念させたほうが良い。

ちなみに2020年に学習指導要領改定されて、公教育の場でも英語のポジションは高くなる。
少学校3年生から正式な教科に格上げされ、週3コマ。中学校は基本的に英語で授業を行う。大学受験ではセンター試験が廃止され、英語のテストの代わりにTOEIC,TOEFLが代替されるよう。

普段の公教育の中でも十分に英語に親しむ機会が増えてくる。焦らなくても英語の力は僕たち親世代よりもずっと向上すると思う。

個人的には大学受験を目指してTOEIC,TOEFLの勉強を高校生からしっかり行うので十分だと思う。TOEICではよく830点が英語が使える人の基準になるけど、このレベルに到達するだけだったら1年間必死に英語の勉強をすればなんとかなる。

だから、僕自身はあまり早期から英語の勉強をする必要はないと思っている。

「Encourage(ほめて伸ばす)」

最近は、子どもを叱り飛ばす親は少なくなってきている様子。「口うるさい親」はわずか4人に1人との結果。みんな寛容になってきたみたい。子供の教育でやってよかったことでも、「スポーツ」「英語」についで3位に「自主性の尊重」。

ただ、個人的にはこれは叱らないのではなく、「叱れない」のではないかと思う。

叱って子どもに嫌われるのを恐れる親が増えているのではないか。それだけ親と子どもとの信頼関係が揺らいでいる証拠とも言える。

2つのM

「Mother(母親)」と「Money(お金)」という2つのMが鍵になっているとのこと。

「Mother(母親)」

女性の人生の最大の関心事である「結婚 出産」に加えて「子育て 教育」が当たり前のように追加されてきた。女性誌コーナーに教育関連の雑誌(例えばプレジデントファミリー等)が並ぶのも普通のこと。

それだけ、母親が教育熱心になってきている。

その母親は子育て・教育に関する情報収集はインターネットが第一位となっている(51%)。ちなみに配偶者からの情報収集はわずか10%。

一方で、父親の情報収集源は配偶者(ママ)からが48%と第一位。父親はもっと積極的に色んなところから情報収集したほうが良いかもしれない。

ここで、ちょっとパパに注意喚起。

子供が育つにつれて母親は配偶者(パパ)への相談率は下がる傾向にあるみたい。父親の存在ピ~ンチ! 代わりに子ども自身と相談する割合が増えるみたい。こうしてパパはどんどん家庭の中で蚊帳の外になっていくのだろうか。僕も他人事じゃない。しっかり妻の相談に乗らないと(笑)

「Money(お金)」

子どもの教育費。これは子どもが大きくならないと実感できないけど、本当に大きですよね~。僕の家庭では長男が中学受験のために塾通いし、次男が私立の幼稚園。教育費だけで毎月10万円以上簡単に飛んでいきますからね。夏休みに夏期講習なんてあると月20万円くらいの出費になることも。いやー恐ろしい。

さて、一般的には年収800万円以上になると中学受験を考え出すもよう。

確かに年収800万円くらいないととてもじゃないけど、中学受験の塾代は捻出できなさそう。

ちなみに小学受験は世帯年収900万円以上で考え出すみたい。いやー世の中のパパのお小遣いが減っていくわけですね(笑)

また教育の重要性や投資意識が高くなるのは同じく800万円以上の世帯。年収が高い親のほうが一般的に学歴が高いのも事実。東大の親の所得が日本の大学で1位というのは有名な話。

そのため、自分自身が学歴からリターンを得ている経験がある分、学歴が高い親のほうが、教育=投資という考え方を受け入れやすいみたいだ。

ちなみに子供の学齢が上がるにつれて月々の教育費も高くなり、中学生で最も高くなる。高校受験対策として学習塾に通う人が増えることが一因。平均は21,788 円

最後に

僕がもっともこのレポートから衝撃を受けたのが次の項目。

子供への教育は学校の授業だけで十分だと思う たったの5.4%

もはやこの日本では教育は平等に受けられないのかもしれない。昔は努力さえすれば、家がお金持ちでなくても一発逆転できた。それが今の日本では学校教育以外の大きな投資(教育機会)がなければ、良い教育を受けられないようになってきている。これは社会階層を固定化してしまい、大きな社会不安のもとになる。

そのためには、ITを使って質の良い教育を低コストで提供することが必要だと思う。リクルートが提供している「スタディサプリ」はその期待の星だと思っている。

月額980円で有名講師の授業が聴き放題だ。

中学受験のように子どものモチベーションアップが重要な要素になってくる場合にこのようなeラーニングは難しいと思うが、高校受験、大学受験のように精神年齢がある程度大人になってくると、このような自主学習で十分勉強できる。

数十万円のコストをかけて大手予備校に通わなくても、同等の質の高い教育が月額980円で受け放題なのだ。

教育の重要性が高まり、どんどん幼少期からの教育の比重が高くなるのはある程度理解できる。

でも、それよりもやる気があれば、誰でも低コストで質の良い教育を受ける機会を提供することのほうがもっと大事だと思う。

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スタディサプリについて、もっと詳しく知りたい方は、次の記事もどうぞ。

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