過去問の取り組み方

中学受験 秋からぐんと伸びるために過去問を120%活用する方法!

こんにちはJOJOです!

小学6年生の秋以降になると、学習の中心が志望校の過去問になります。

ただ、いざ、過去問を解くとなると、事前に様々なことを決めないといけません。

『過去問は何年分取り組めばよいのか?』

『過去問は制限時間内で解かないといけないのか?』

『過去問は解き直しをする必要があるのか?』

ぶっちゃけ、何も考えずにひたすら過去問を解くだけでは成績は上がりません。

模試を受けるだけだと成績が上がらないのと同じですね。

成績を上げるためには、しっかりとした過去問を解くための戦略が必要になります。

今回は、入試直前期に入り本格的に過去問に取り組んでいるお子様がいるママ・パパに対して、過去問を通してしっかりと成績を上げる方法を説明します。

過去問を解く目的

過去問を解き始める前に、過去問を解くための目的を明確にしましょう。

目的は次の3つがあります。

  1. 志望校の出題傾向・問題のクセをつかむ
  2. 入試本番のための予行演習をする
  3. 解き直しを通して学力を向上させる

志望校の出題傾向・問題のクセをつかむ

中学入試といっても、志望校の出題傾向や問題/解答形式はまったく異なります。

御三家のように知識問題はほとんど出題されずに、初見の問題をその場で考えさせるような応用問題が主体の学校もあれば、基本問題を中心に早く・正確に解くことを求める学校もあります。

意外にも、偏差値が同じレベルの学校であっても出題傾向はまったく違います。

例えば、早稲田、慶応付属、女子学院の入試問題は、小学校の学習範囲内の標準的なレベルの問題が中心です。

中には、基礎的な知識や図表の読み取りだけで得点できる簡単な問題も含まれています。

解答方式も記述よりも選択式や抜き出しが中心となります。

ただ、試験時間に対して圧倒的に問題量が多く、非常に高い処理能力が求められます。

時間をかけて深い思考力を問うというより、即断即決型の入試問題です。

そのため、問題を見ただけで即座に解答のポイントを見出すための訓練を積む必要があります。

一方で、男子御三家(開成、麻布、武蔵)や女子の桜蔭は小学校の学習範囲を大きく逸脱する範囲、そして高い難易度の問題が出題されます。

特に男子御三家では、受験生が事前に知りえない未知の問題に初見で取り組ませる問題が増えてきました。

また、問題文も長く、解答方法も記述式が中心になります。

しっかりと問題文を読み込める読解力と、それを元に自分の考えをまとめる深い思考力が求められます。

そのため、自分が知りえない問題に出会っても、慌てることなくじっくりと問題に取り組み、様々な方面から解答の糸口を発見できる深い思考力が求められます。

このように、同じ難易度の学校でも、入試問題の傾向はまったく異なります。

そのため、自分の志望校の過去問を分析して、早めに出題傾向を把握しておくことはとても大事です。

入試本番のための予行演習をする

過去問は実際に出題された入試問題なので、入試の予行演習になります。

入試は制限時間が決められています。

ほとんどの学校が、制限時間内ではすべての問題を解けないように難易度・ボリュームを調整しています。

そのため、実際の入試では、次のポイントを意識することが大事です。

  • すべての問題に一通り目を通すためのペース配分
  • 捨て問題の見極め

実際の入試問題は制限時間内では解ききれないくらいボリュームがあります。

最初の設問からじっくりと取り組んだは良いが、時間切れで最後の設問にまったく手が出せなかった。

そんな時に限って、最後の設問は難易度が低くて、得点しやすかった。

そんなパターンに陥らないようにペース配分に気をつける必要があります。

特に一問あたり解くのに時間がかかる算数については、ペース配分はとても大事です。

試験で高得点と取るための鉄則は、一通り全体に目を通して、確実に得点できる問題から順番に解いていくことです。

そのためには、捨て問題と解く問題を瞬時に見極めないといけません。

そして、どの問題にどのくらいの時間をかけるのかのペース配分を行う必要があります。

このような試験特有のコツは、制限時間内で過去問を解くことによって訓練していくことが可能です。

過去問を解く際には、しっかりと時間を測って、制限時間内で解くクセをつけるとよいでしょう。

解き直しをして学力を向上させる

過去問を解く目的の中で、一番大事なポイントです。

出題傾向をつかんだり、試験の予行演習をすることも大事なのですが、どちらもテクニック的な要素が強いです。

一方で、解き直しをすることによって、学力を大きく向上させることができます。

つまり、勉強の本質なんですね。

そのため、過去問を解く際には、『解き直しをする』ことを前提として取り組みましょう。

つまり、初見で思うように得点できなくても、まったく問題ありません。気にしないでください。

それよりも、過去問を通して苦手分野や弱点を見つけることができたメリットのほうが大きいです。

過去問はすべての試験において最高の教材です。

なぜならば、どの過去問も学校の先生方が一年間かけてじっくりと作り上げた良問ばかりだからです。

僕の息子は麻布志望なのですが、麻布の過去問なんかは僕が読んでも惚れ惚れとするできです。

特に社会の問題なんかは、親子の家に関する会話から、歴史から地理、公民にまで幅広く話題を広げていきます。

下手な文庫本読むよりもよっぽど面白いです。

大学受験ですと、歴史、地理、公民はすべて別々の教科として扱われて、横断的に学習する機会はありません。

それが、中学受験だと社会という一つの教科の中に包含されているため、より深く社会そのものの成り立ちを理解することができます。

そういう意味で、中学受験というのは教養の宝庫だなと思います。

ちょっと脱線しましたが、過去問は最高の教材です。

一度解いて終わりではもったいない!

ぜひ、何回も解き直して、味わい尽くしましょう。

それが必ずお子様の真の学力向上に結びつくと思います。

学校別の優先順位をつける

中学受験をする方のほとんどは第一志望の学校以外にも複数校を受験しますよね。

平均的に4校くらい受験する方が多いようですが、中には午前と午後両方受験して合計で8校も受ける方もいるくらいです。

となると、いろんな学校の過去問を同時に解いていかないといけません。

どの大手進学塾でも過去問に本格的に着手するのは10月からですから、たった4ヶ月間で4校の過去問を解かないといけません。

しかも、一回解いただけでは学力は向上しませんから、解き直しする時間も必要です。

そのため、過去問に着手する前に、実際の受験本番までにどの学校を、何年分解くのかカリキュラムとスケジュールを立てる必要があります。

カリキュラムはお子様の学力によって変わります。

僕のオススメは、10月の最初に第一志望校の過去問を1年分解くことです。

その結果が合格平均点を20-30%くらい下回るくらいであれば、第一志望の学校の過去問を最優先にカリキュラムを立てます。

10月時点で、合格平均点を20-30%くらい下回る点数ということは、十分に第一志望の学校を狙えるレベルにあるということ。

自信を持って、第一志望校の過去問に取り組めばよいと思います。

合格平均点の半分以下しか得点できなかった場合は、第一志望校ではなく、もう少し偏差値の低い第二、第三志望の学校の過去問を優先的に解き始めます。

勘違いしないでいただきたいのは、第一志望校を諦めるわけでは決してないということ。

合格平均点の半分以下しかとれないということは、10月時点ではまだ第一志望校の問題に太刀打ちできる学力が備わっていないことを意味します。

ちなみに、僕の息子は10月時点で第一志望の麻布の合格平均点の30%くらいしか取れていませんでした。。

そのため、もう少し難易度の低い問題から始める必要があるんですね。

過去問を解く一番の問題は、過去問という良質な教材を通して学力を底上げすることです。

そのため、自分の学力にふさわしい問題(今の学力よりも少し上のレベル)に取り組むことが大事です。

僕の息子の場合、第二志望が学芸大世田谷、第三志望が世田谷学園でしたので、そちらの過去問から先に解き始めるようにしました。

特に世田谷学園のような都内偏差値が中堅校になると、難問・奇問は一切でません。

基本をしっかり抑えられているかどうか確認する標準的な問題が多いので、基礎力の定着にはちょうど良い教材なんですね。

そして、第二、第三志望の学校の合格平均点を上回るようになってきたら、第一志望校の過去問に挑戦していけば良いと思います。

10月から2月初旬の受験本番まで時間がないのに、第一志望の学校を後回しにして大丈夫?と思うかもしれません。

でも、実は受験直前は結構時間があります。

12月に冬休みに入ってから、2月の受験本番までは小学校にあまり通わずに家で受験勉強に専念する子も増えてきます。

なぜならば、中学入試の内申点に影響するのは、12月の内申書を書く時点までであって、それ以降の出席日数や成績はカウントされないからです。

もちろん、1月は完全に学校にいかないというのはさすがにやりすぎですが、週に2,3日は休んでも問題ないかなと僕は考えています。

そのため、1月は意外とたっぷりと過去問を解く時間があります。

仮に第一志望校の過去問が12月まで未着手であったとしても、十分に1月で10年分くらい解くことは可能です。

10-11月:過去問を解いたらすぐに、解き直し

過去問に取り組み始めたら、お子様は点数に一喜一憂することだと思います。

ただ、10月、11月時点では何点取れたかはあまり関係ありません。

結果にこだわるよりも、間違えた問題を解き直すことのほうが大事です。

一番良いのは、1年分の過去問を解いたら、すぐに間違えた問題を解き直す習慣をつけることです。

ありがちなのが、過去問の点数を気にするあまり、解き直しをせずにどんどんと新しい年度の過去問に挑戦してしまうことです。

特に、お子様は解き直しをするよりも、新しい過去問を解く方が楽しいので、何も言わないと次々に新しい過去問に手を付けがちです。

ただ、過去問を解いて、問題集の解説をサラッと読んだだけでは学力は一切向上しません。

もう一度問題と向き合い、自分の力だけで完璧に正解できるようになって、始めて学力が身につくのです。

そのため、解き直しをした後でないと、次の年次の過去問には着手しないようにお子様に言い聞かせると良いと思います。

ちなみに、過去問の採点は、できれば塾の先生か家庭教師にお願いしましょう。

特に算数の途中計算式や国語の記述問題については、お子様やママ・パパでは正確に採点できません。

プロにお任せしましょう。

そして、間違えた問題は必ず解き直しをするようにします。

この時点で解き直しをしておけば、受験直前でもう一度解き直しをして、合計2回解き直しをするチャンスがあります。

人間はだいたい同じ問題を3回解けば記憶に定着するものです。

ぜひ、解き直しに重点をおいて過去問に取り組んでみてください。

12月:ひとまず新規の過去問に進むのはストップ

12月に入ったら、ひとまず新しい年次の過去問に取り組むのをストップしましょう。

10,11月で毎週1年間分の過去問をやったとすると合計8年分となります。

これらの解き直し(最初に解いた直後にも解き直ししているので、今回は2回目ですね)に集中します。

といっても、解き直しするのは間違えた箇所だけで十分です。

8年分の解き直しだけであれば2週間くらいでできると思います。

12月になってくると、進学塾の模試も最終回を迎えます。

受験生やママ・パパの中にも徐々に焦りと緊張感が出てくる時期です。

この時期には、不安になりやすく、次々と新しい過去問や問題集に手を出してしまう欲求に駆られます。

でも、初見の問題を解いても学力は上がりません。

学力が身につくのは、あくまでも復習して、腹の底から理解した時だけです。

そのため、ここは焦る気持ちを抑えて、一旦2回目の解き直しにじっくりと取り組みましょう。

この解き直しが1月からの直前期の強烈な学力向上に繋がりますから。

中学受験において、一番学力が向上する時期はなんといっても、入試直前の1月です。

小学校もほどほどにして、自宅でガッツリ勉強します。

しかも、子供のモチベーションと緊張感はMAX。

これで学力が上がらないわけはありません。

そのため、ラストスパートに備えて、12月は力を溜める時期なのです。

冬休み~直前期:新規問題と解き直し3回目

冬休みに入る頃からは、再び新規問題に取り掛かります。

解き直しを通して学力はしっかりと向上してきているはずですから、冬休み以降に解いた新規年度の問題では正答率が高くなっていると思います。

そして、冬休み~1月中旬までに、第一~第三志望くらいまでの学校のすべての過去問の1回目は解き終わるのが理想です。

そして、入試直前の1月後半の2週間は今まで解いた過去問の解き直し(3回目)を行います。

3回目にもなると、正解できる可能性はずいぶんと上がるはずです。

正解できれば、お子様も自信をつけることができます。

ただでさえ、入試直前は不安になるものです。

この時期になると、多くの小6受験生は毎日塾の自習室に来ますが、実際は不安に駆られて勉強に手がつかず、友達同士でお喋りしたり、必死になって志望校の合格者データを見返したりしています。

つまり、直前期は、学力をつけることよりも、お子様の不安を取り除いてあげることが一番大切になります。

この時期に新しい問題に取り組んで、思うように点が取れないと不安は一層増します。

そのため、この時期にやるべきことは、今まで解いてきた過去問や模試の解き直しなのです。

そして、今まで自分が積み重ねてきた努力の証である過去問を解き直すことによって、お子様は落ち着きを取り戻すことが出来ます。

受験直前はお子様の自信をつけることに集中しましょう。

まとめ

冒頭で見てきたように、過去問を解く目的には、次の3つがあります。

  1. 志望校の出題傾向・問題のクセをつかむ
  2. 入試本番のための予行演習をする
  3. 解き直しを通して学力を向上させる

ただ、一番大切なのは3.解き直しを通して学力を向上させることです。

成長期にある小学生は、本当に受験前日まで学力が伸びます。

最後まで諦めずに頑張りましょう!

※より過去問の活用方法について知りたい方へ

大学受験向けなのですが、秋~受験直前期までの間に過去問を活用して成績を確実にアップさせるための方法論については、以下の雑誌に詳しく書いてあります。

中学受験にも参考になる内容になっているので、オススメです。

Web学習ツールを使って効果的に復習をする方法

最後に、小学6年生の後半の復習の仕方について説明させて頂きます。

小学6年の夏休み以降は、学習の中心が過去問や模試といった問題演習が中心になります。

演習の結果、間違えてしまう問題もあると思います。

解答の解説を読めば理解できる場合は良いのですが、なかには解説を読んでもわからないケースもあると思います。

そのような場合は、基本が理解できていない可能性があります。

本来なら、過去に学習した塾のテキストに戻って、基礎から勉強し直す必要があるのですが、正直テキストに戻るのはめんどくさいです。

僕も息子に分からなかった問題は、まずテキストを読むように口を酸っぱくして言いましたが、なかなかやりたがりません。

また、塾でもう一度先生の解説授業を受けることはできないので、テキストだけを読んでも理解できない可能性があります。

そのため、我が家では、リクルートが提供しているWeb学習サービスであるスタディサプリを復習に活用することにしました。

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他の通信教育と違って、いつでもすべての学年の授業を見ることができます。

そのため、小学6年生の復習にはぴったりなんです。

授業は、リクルートが厳選した、カリスマ塾講師が担当しています。

黒板に板書しながらの授業スタイルで、とっても親しみやすい、かつ、分かりやすいです。

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我が家では、過去問や模試で間違えた問題については、スタディサプリで同じ分野の授業を一回聞いてから復習させるようにしています。

それまでは、解答の解説を読んでも分からなかったことが多かったのですが、スタディサプリで基本を復習させてから解説を読ませると、理解できるようになりました。

『基本に戻って復習させたいのだけど、なかなかテキストを読み返すのはハードルが高い』という方は、スタディサプリを活用してみてはどうでしょうか。

スタディサプリでは、14日間の無料体験を用意しているので、一度試してみると良いと思います。

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スタディサプリについて、もっと詳しく知りたい方は、次の記事もどうぞ。

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