こんにちはJOJOです!
僕には6歳の息子(次男)がいます。幼稚園の年長です。
休日に息子からせがまれて、『ポケモンカードゲーム』を一緒に遊んだんですが、息子の成長にめっちゃ驚きました。
『ひらがな、カタカナ、簡単な漢字が読める』
『足し算、引き算はもちろん、簡単な掛け算ができる』
息子は幼稚園に通っていますが、他に公文とか、進研ゼミとかの学習系の習い事は一切してません。
それなのに、いつのまにか、読み書き、計算ができるようになってます。
これには正直、驚きました!
そんな息子の姿から、『ポケモンカードゲームは最強の知育玩具じゃないか』と思うようになりました。
今回は、未就学児が『ポケモンカードゲーム』を遊ぶことによるメリットとデメリットを紹介したいと思います。
ポケモンカードゲームとは
ポケモンカードゲームはお気に入りのポケモンでバトルするゲームのことです。
ポケモンカード(略称:ポケカ)には、次の3種類のカードがあります。
- ポケモン
- エネルギー
- トレーナーズ(サポートカード)
ポケモンはいろんなワザを繰り出して、相手ポケモンに攻撃します。
ワザを利用するためには、エネルギーが必要になります。
また、ゲームを有利に進めるためのトレーナーズ(サポートカード)があります。
例えば、『自分の山札にある好きなポケモンを1枚手札に加えることができる』みたいな効果があります。
この3種類のカードを60枚自由に組み合わせて自分の好きなデッキを作ります。
強いポケモンを選んだり、有利なトレーナーズ(サポートカード)を組み込んだりと、デッキを作るだけでもかなり頭を使うゲームです。
そして、自分で作ったデッキを利用して、対戦相手と1対1でバトルします。
メインの対象年齢は小学生ですけど、僕の息子のように5歳くらいから遊ぶことができます。
なかなか奥が深いゲームになっているので、大人の中にも愛好家がたくさんいます。
ちなみに、僕も息子とプレイしている内にすっかりのめり込んでしまいました。
ひらがな、カタカナが身につく
ゲームを進めるためには、カードに記載されている文章を理解する必要があります。
例えば、ピカチュウのワザである『かじる』を出すためには、黄色エネルギーを一つが必要で、10ダメージを相手に与えることができます。
これらの条件を理解しないといけません。
ゲームを始めた当初は、僕の息子は文字がまったく読めなかったので、僕や奥さんが代わりにカードの条件文を読んであげていました。
ただ、そのうちに息子は徐々にカードの条件文を暗記するようになり、記憶をたどりながら一人で文字を読むようになりました。
ちなみに幼稚園では『ひらがな』を習っていましたが、そんなに読めませんでした。
絵本を読む時は、必ず僕か奥さんが読み聞かせしていましたから。
でも、ポケカに関しては、息子のやる気が違います。
多少難しくても、自分でどんどんとカードの文章を読もうとします。
その結果、まだ習っていない『カタカナ』を知らないうちに、読めるようになってました。
しかも、『攻撃』とか『交換』といった簡単な漢字まで知らないうちに理解しています。
一応、漢字には小さな字で『ふりがな』がうってあるので、それを頼りに理解したっぽいです。
知らず知らずのうちに、ひらがな、カタカナはマスターしてしまいました。
『好きこそモノの上手なれ』といいますけど、ホントですね。
足し算、引き算、掛け算が身につく
ポケモンは攻撃を受けると、ダメージカウンター(略称:ダメカン)をポケモンカードの上におきます。
プレイヤーはこの攻撃を受けた時のダメージを計算する必要があります。
例えば、90ダメージを与えるワザを受けたとします。
90ダメージというダメカンはないので、
- 50ダメージ ✕ 1つ
- 10ダメージ ✕ 4つ
を自分で組み合わせる必要があります。
このダメカンを組み合わせる作業を繰り返す内に、自然と足し算の思考が身につきます。
さらに、追加で30ダメージを受けます。
すると、90 + 30 = 120という計算をする必要があります。
息子は足し算なんて習っていないので最初は親に聞いてきましたが、そのうち自分で計算するようになりました。
足し算だけでなく、引き算もあります。
ポケモンには所定のHP(体力)があります。
そのHPから受けたダメージを引いていき、残りHPがゼロになった時点で、ポケモンは『きぜつ(退場)』します。
そのため、引き算も自然とできるようになります。
我が家では、長男と次男の二人でよくバトルをしています。
最初は次男が計算できないことをいいことに、長男が多少ズルしてダメージを水増ししていたようです。
それに気がついた次男は腹を立てて、自分でダメージを計算するようになりました。
めっちゃ必死です。
そして、なんと掛け算までマスターできちゃいます。
例えば、ポケモンのワザには次のような、ちょっと複雑なものがあります。
ようがんりゅう『このポケモンについている基本エネルギーを好きなだけトラッシュ(捨てる)し、その枚数✕50ダメージ追加』
基本エネルギーが3つあったら、50 ✕ 3 = 150ダメージです。
こうして、知らず知らず掛け算までマスターしてしまうんですね。
最初は、さすがに6歳児に掛け算は無理だろなんて思ってましたが、知らない内にマスターしてしまいました。
ポケカ恐るべしです。
戦略思考が身につく
ポケカは自分で好きなカードを60枚選んで、自分オリジナルのデッキを作ります。
そして、オリジナルデッキを使って、対戦するんですね。
そのため、デッキの優劣が勝敗に大きく影響します。
もちろん、強いポケモンを入れるのは大事ですが、それだけだと勝てません。
ポケモンがワザを発動するためには、基本エネルギーが必要です。
また、トレーナーズ(サポートカード)を入れることで、ゲームを有利に展開することが可能です。
トレーナーズは100種類以上あり、それぞれ効果が違います。
山札から好きなカードを入手できる効果もあれば、自分のワザの威力を高める効果もあります。
そのため、どれをデッキに組み込むかはプレイヤーの腕の見せ所です。
こうして、自分の戦いを有利に進めるためのデッキを作るためには、自然と頭の中でゲーム展開をシミュレーションします。
また、実際にゲームを展開する中では、手持ちの手札の中で、どのカードを順番に使用していくかを考えないといけません。
また、ポケモン同士の相性があるので、相手のバトルポケモンが苦手なポケモンやワザを繰り出すことも大切です。
このように、戦略的な思考が求められるのです。
交渉力が身につく
ポケカを持っている友達同士で、カードを交換するようになります。
だいたい近所の公園に行くと、ポケカが好きな子供たちがお互いに交換しています。
その交換の場は、まさに人生の縮図です。
ずる賢い小学生が幼稚園児を巧みにダマして、弱いカードと引き換えに、強いカードをかっさらうことなんて普通です。
僕の息子も、何枚もレアカードを小学生にダマし取られました。
でも、僕はあえてそれを止めたりしません。
社会に出れば、詐欺やズルなんてたくさんあります。
子どもたちはいずれ大人になって、自分の身は自分で守らないといけません。
そのためには、小さい頃にダマされて、悔しい思いをするのは良い人生勉強になります。
また、自分にとっては価値がないカードを相手に渡して、相手から自分が欲しいカードを手に入れることは、商売の原型です。
こうやって、同じモノでも、人によって認める価値が違い、モノを交換することで、お互いにハッピーになれることを理解できます。
このように、実践的な交渉力を身につけながら、商売の本質を学ぶことができるわけです。
まとめ
僕が小さなお子さま(未就学児)にポケモンカードゲームをオススメするポイントは次の4つです。
[aside type=”boader”]
- ひらがな、カタカナが身につく
- 足し算、引き算、掛け算が身につく
- 戦略思考が身につく
- 交渉力が身につく
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これって、実社会で生きていくためにはどれも必須な技能ですよね。
正直、学校でする勉強よりも、よほど役に立つと思います。
これらの大切な技能を子どもが楽しみながら身につけることができるんです。
家で、Youtube見たり、テレビゲームするよりも良いと思います。
また、親子で一緒に楽しく遊ぶことができるので、仲も良くなります。
特に、子どもがあまりなつかなくて困っているパパ(僕のことです)にはオススメです。
ぜひ親子のコミュニケーションツールとしても使ってみてください。
最後に、一つだけデメリットを説明しますね。
子どもがポケカにハマるようになると、強いカードを欲しがるようになります。
新しいカードは続々と発売されますので、まさに無限ループ。
コンビニに行けば、カードが5枚入った拡張パック(150円+税)が売っています。
我が家はお出かけの度に、拡張パックを買わされるので、出費が痛いです。
今では、こんなに大量のカードストックがあります(泣)。
ただ、カード代金はかかりますが、ポケカはそれ以上に得るものが大きいと思います。
お子さまへの投資と考えても良いんじゃないでしょうか。
ちなみに、ポケカを始めるなら、スターターキットを買ったほうが良いです。
基本カード、ダメージカウンターなどゲームプレイに必要なものが一通り揃っているので、スグに体験できますよ。