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思春期を中高一貫で過ごすというメリット 中高一貫校の本当の価値

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こんにちはJOJOです! 中学受験を目指して、日々勉強に励んでいるお子さんも多いと思います。僕の息子も夏休み期間中に「栄光の森」という4泊5日の強化合宿に参加してから、少しずつ自発的に勉強に取り組むようになってきました。

そんな子供たちが中学受験という目標を見失わないためにも、僕たち親は、なぜ中学受験が必要なのか? もっというと、なぜ中高一貫校に進みたいかを根本的に考えておく必要があると思うのです。

今回は、中高一貫校のメリットの一つである、思春期を中高一貫で過ごすというメリットについて紹介したいと思います。

思春期の特徴

思春期は11,12歳くらいから始まると言われています。早い子で、少学校高学年から。だいたい中学一年生くらいから始まる子が多いようですね。

思春期は、「子ども」から「大人」に変わるさなぎの時期といってもいいです。ホルモン分泌が盛んになり、男性は髭が濃くなったり、声変わりしたりと男性らしい肉体に成長します。女性も、胸が出てきたり、生理が始まったりと女性らしい肉体に成長します。

変化するのは肉体だけではありません。精神的にもめまぐるしく発達します。ちょうど、異性を意識し始めるのも思春期の特徴ですね。共学だと、それこそカップルができる時期かもしれません。

また、親や先生から言われたことをそのまま受け入れずに、自分なりに疑問を持ち始めるのもこの時期です。与えられた価値観の枠を打ち破り、壁にぶちあたりながら、自分なりのアイデンティティ(自分らしさ)を見出し始めるのが思春期です。

反抗期のピーク

そして、思春期のヤマ場である反抗期が来ます。だいたい14-15歳くらいで反抗期のピークに来る子が多いようですね。親や先生の言うことを聞かなくなったり、大人に対して過度に批判的になったりします。

僕自身も反抗期は経験があります。ちょうど高校1年生くらいがピークでした。その頃、型にはめられた学校教育を受けることについて疑問を持つようになってきました。そのため、教育論についての本を沢山読むようになりました。

僕が当時好きだった本は京都大学の名物教授としても有名な「森毅(もりつよし)」の書籍。森毅の持論は「エリートは育てるもんやない、勝手に育つもんや」というもの。お仕着せの学校教育なんて意味がなく、子どもが興味のある分野を思うがままに勉強できるようにサポートするのが、真の教育。まさに、京都大学の自由な学風を体現しているような先生でした。

そんな森毅にかぶれてしまった僕は、当時の国語の先生につっかかったことがあります。そして、型通りの授業しかしてくれない先生に対して反抗的な態度を取ったことがありました。その国語の先生に、森毅の本を読んでいることを伝えると、実はその先生も森毅のファンだと言います。

そこで、僕はとんでもない暴言を吐いてしまいました。

「じゃあ、なんで指導要綱に縛られた教育しかできない公立の高校の教師なんてしているんですか?」

先生は一瞬じっと僕の目を見て、その後寂しそうに「そうだな、お前の言うとおりだよ」と言って、その場を離れていきました。

今でも、なんて生意気な生徒だったと、自分で自分のことが恥ずかしいです。

きっと、先生は自分ではもっと自由に授業を行いたいのだけど、指導要綱に沿った授業を行わないと教育委員会から指導が入る。そのため、仕方なく通常の授業を行っていたのでしょう。きっと先生も忸怩たる思いがあったに違いありません。

そんな先生の心境を思いやる能力も余裕もなかった当時の僕は先生をひどく傷つけてしまったのです。今でも大きく反省しています。

このような僕の例のように、思春期では、親や先生に反抗し、時には他人を傷つけ、そして、自分も傷つきながら成長していきます。

大人からしてみれば、最もやっかいな時期ですよね。そして、その時期の子どもを預かるのが中学、高校の先生。とても大変な仕事だと心から尊敬します。

先輩に見習うことのできる中高一貫校

実は中高一貫校では、思春期の子どもを上手に教育する環境がそろっています。それは、先輩がいるということです。

中高一貫校に中学1年生として入学して最初に驚くのは、高校2、3年生の先輩たちがすっかり大人に見えることです。その迫力は物凄いものです。

体格も違いますし、先生とも対等に話ができるくらい精神的にも成熟している。中1からすると完全に大人です。

そして、中1の生徒たちはあることに気がつきます。

「高2・高3の先輩たちは、体格も大きいし体力もある。先生たちよりも大きな先輩も多い。それなのになぜ、もっと先生たちに反抗しないのか?」

むしろ中2・中3くらいの先輩のほうが、先生に生意気で反抗的な態度を取っていることが多いのです。

しかし、中学、高校の先輩たちを一緒に学校生活を送っているうちに徐々に気がついてきます。

「中2・中3の先輩は、まだ子どもなんだな。高2・高3の先輩たちは反抗期を乗り越えて精神的にも成熟している。そのため、精神的に余裕があるから、あえて先生に反抗したりしないんだ。先生もそれを分かっているから高2・高3の先輩をほとんど大人扱いしているんだな」

こうして、反抗期を送っている中2・中3の先輩達を冷静に観察することができます。そして、反抗期を乗り越えた後の成熟した高2・高3の先輩の姿を予め知っておくことで、やがて自分にもやってくる反抗期が一時的なものだと理解することができます。

また、自分が反抗期真っ只中である中2・中3になった時も、中高一貫校では、高校生の先輩が身近にいます。中2・中3で多少いきがっても、上には高校生がいます。

このころは、先生よりも先輩に対して畏敬の念を感じることが多いです。先生に叱られると反抗していた子が、高校生の先輩から注意されると、とたんに生活態度を改めるなんてことがよくあります。

高校生の存在が、中学生の反抗的な態度に対する適度な抑止力になっているからこそ、学校の風紀も乱れず、精神的にも安定した中学生活を送れるのです。

まとめ

このように、中学生の時は未来の自分から指導を受け、そして、高校生になったら過去の自分に対して指導できるようになる。つねに年齢の離れた先輩・後輩と過ごすからこそ、激動の思春期において冷静に自分の成長過程を眺めることができるのではないでしょうか。これが中高一貫校の大きなメリットだと僕は感じます。

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